学部横断ゼミブログ

2024.10.03

活動を振り返りながら進める

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

9月30日(月)の2時限目に授業が行われました。先週は、今期協力企業㈱セブン&アイフードシステムズ様のご協力のもと、企業訪問の機会をいただき、これまでの歴史やSDGs・CSRの取り組みなどについて学ぶことができました。学生たち自身でも調査を進め知識が少しずつ蓄積されてきたことで、今回の授業では非常に活発な議論が展開されていました。

授業中、あるチームが発表の大枠を決めようとしていましたが、教員からは「発表内容の流れを先に決めてしまうと、考察する範囲が狭まってしまう。もっと情報を集めるように」とアドバイスがされていました。
今回の協力企業の主要事業<デニーズ>は、学生たちもいつも利用しているファミリーレストランの一つです。身近な存在ではありますが、「生きていくために必要な<食べる>というビジネスで私たちの生活を支えている」という視点でじっくり考えてみたことはないと思います。考察から見えてくるものは、学部によってどのように変わるのか、10月26日(土)の中間発表会がとても楽しみです。ただ、得た情報を張り付けるだけの発表ではなく、調べた膨大の情報の中から見つけ出した協力企業の本質を、自分たちの言葉で発表することを期待します。
今回の授業では、教員から毎回授業後48時間以内に授業用SNSに提出してもらっている<日記>の意義についても、再度説明がありました。
この授業での<日記>の狙いは、活動を振り返る時間を持つことです。活動にあたりぶつかった壁や、自分の役割について考えたこと、他のメンバーから学んだことなどを社会人基礎力の12の能力要素を指標にして振り返るように伝えています。
授業用SNSでは他のメンバーの日記も閲覧できるため、お互いに何を考えて何を感じたのかを確認しあいながらプロジェクトを進めることができます。これはより良いチームワークづくりや、多様な視点を身に付けることにもつながっており、<日記を書く>という作業は、このプロジェクトでは大切なパーツとして重要視しています。
日記におけるメリットをしっかり理解し、自身の成長や自己理解につなげてください。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「前回木曜日に話し合いを行い、期間が短かった分、それぞれの負担が大きく、調べきれていない部分も多くあった。土曜日の見学会に学部チームの4人中2人が行けなかったということもあり、参加した二人に負担をかけてしまった。また、別のゼミの発表課題が忙しく、時間があまりとれないメンバーもいることが分かった。そういった報告をされる前にもっとメンバーの様子を見て、議事録など協力できる部分に気付くべきだったと反省した。この原因として、発表の日時が迫ってきていることがあり、それにより焦ってしまい早く進めなければならないと自分自身でやることに精一杯で周りが見えていなくなっていたところに問題があったと考える。
 今後は、もっと周りを見て進め方を考えるようにする余裕をもつため、より具体的な計画をたてるようにしていきたい。計画通りにいかないことも多いため、その都度変更を繰り返しながら、やるべきことを常に見える化することで余裕をもつことにつながり、周りを見てチーム活動ができるようになると考えている。」