学部横断ゼミブログ

2024.09.25

企業担当者をお招きして授業を行いました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

9月21日(土)の1時限目~4時限目に授業が行われました。今回の授業のメインプログラムは、今期協力企業の㈱セブン&アイフードシステムズの担当者の方に直接お話しをお聞きする座談会でした。
企業の方からの企業概要を含めたプレゼンテーションを受けたあと、2時間にわたって行われた座談会では、各学部からたくさんの質問をさせていただき、一つ一つ丁寧に回答をしていただきました。

学生たちは、質問事項の精査を短い間で取り組み懇談会に臨みました。まだまだ調査が足りず情報の整理がつかない状態であったため、「抽象的な質問になってしまった」という反省点も懇談会後に出ていました。
しかし、今回の座談会で企業の方々の仕事一つ一つに対する想いを知ることができたことは、非常に貴重な機会となりました。お忙しい中、授業のためにご来校いただきました企業の方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

座談会後には、プロのキャリアコンサルタントとの第1回目の面談が行われました。面談前に<社会人基礎力>の12の能力要素の一つ一つに関して、自己分析のレポートを提出してもらい、キャリアコンサルタントにはそのレポートに基づいて学生と、学生が感じている自身の強みや弱みについて話し合ってもらいました。
学生たちには、今回のゼミ活動の中で行動を振り返る時や何か壁にぶつかった時には、「自分が今どのような社会人基礎力を発揮しているのか」「どんな社会人基礎力が足りなかった」について考える「癖」をつけるように伝えています。その癖をつけることで、今まで気付かなかった自分の強み・弱みが発見できるようになり、それを指針にゼミ活動に臨むことは、効果の高い活動につながることが期待できます。

今回の授業では、たくさんのプログラムが実施され、密度の濃い時間を過ごすことができました。企業担当者の方々、キャリアコンサルタント、チームメンバーなど、いろいろな人との関わりの中で、新たな視点を得ることもできた様子です。
実際の企業を通して学ばせていただくこの貴重な機会を十二分に活用し、一人で学ぶことからは得られない協調的な学びを楽しんでほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「タイトなスケジュールの中で、どんな質問をすればいいのか考えてきたつもりだったが、反省することも多かった。社会学的な観点から質問をすると、どうしても抽象的になりがちだったり、浅く見えてしまったりするので、資料をしっかりと読み込んだ上で自分たちの考え・仮説を立てて質問することが重要だと思った。経済学部の質問は、膨大な資料を読み込んでいるだけでなく、それに対して自分たちはどう考えているのかという部分まで質問に組み込まれていて、深い質問がたくさんあると感じた。様々な角度からの資料を読んだということだったので、見習って次に生かしたいと思う。
情報の調べ方についても、自分は今まであまりいい調べ方ができていないと感じていたが、全体でのレクチャーやチームメンバーに聞くことで新しい発見もあったので、参考にして頑張っていきたい。また、企業の方のお話で、どんなに小さなミーティングでもGRP(目的・役割・工程)を設定しているというものがあった。これは今後の話し合いでも生かしていきたい。」