学部横断ゼミブログ

2024.06.13

活発な意見交換を目指す

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

6月10日(月)の2時限目に授業が行われました。来週の授業では、最終報告会で発表する「課題提供企業が取り組む社会課題の考察」と「社会課題に対して、課題提供企業を通して私たちの未来をどのように創っていくのか学生からの提案」について、進捗状況を報告してもらう予定です。今回の授業では、2チームともに<提案部分>について意見交換を行っていました。

先週実施した工場訪問と北海道の酪農家視察で、現場を実際に訪問し関係者の方々にお話しを聴きその想いに触れたことで、最終報告会での発表の軸も大きく方向転換したようです。今回の訪問は、これまで調査してきた資料や論文だけでは得られない新たな視点を得ることができ、机上の学びだけではなく、現場に足を運び五感から学ぶことも大切であると改めて実感することができました。この場をお借りして、今回の訪問にご協力をいただきました雪印メグミルク㈱様をはじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。

7月6日(土)に開催される最終報告会まで1か月を切り、これからは時間との勝負です。チーム全員と連携を取りながら、一人一人が責任を持って作業を進めていかなくては終わりません。
授業中の話し合いの様子では、意見を言えずにいるメンバーもまだいるようです。チームメンバーとの壁があるのであれば、勇気をふりしぼって積極的に発言しようと努力する必要がありますし、その努力を受け入れる雰囲気がチームにあるかどうかも大切です。活発な意見交換ができるようにするためには何をしたら良いのか、チームで考えてみてください。
一人一人が直面している壁に、自分でどのように解決していくか考えることは、本授業の目的の一つである<社会人基礎力の育成>の面からみても大きく成長できるチャンスです。互いの良さを引き出し合いながら、チームワークを高めていってほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「北海道の視察に行ったメンバーから現地の酪農家さんの話を共有してもらったり、工場見学の録音を文字起こししたりしてより乳業と酪農が身近な存在になった。現場の酪農家さんのリアルな想いや、工場での徹底された衛生管理や技術は私の考えや議論に大きな影響を与えていた。会議は意見を一つにしていくことが大変だなと思うことが多いが、提案に対して深く考えていく議論はとても楽しかった。楽しいと感じられたのも今まで社会課題や、雪印メグミルクについて学んできたからこそだと思う。元々、企画や提案を考える仕事をやってみたいと考えていたがこれをやるには、様々なことについてアンテナを張り、知識が無いとできないことだなと感じた。今後にも繋がる気づきの瞬間だった。」