学部横断ゼミブログ

2024.04.25

まずは調べることから

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

4月22日(月)2時限目に授業が行われました。チームメンバーとの距離が少し縮まったのか、先週月曜日の授業の時よりも、どのチームも積極的に発言したり、相手の話をうなずきながら聴いたり、とても楽しそうに話し合いをしていたことが印象的でした。

学生によっては、これまで受講してきた授業では文献を一人で読み、一人で考えることが多く、話し合いの場に慣れていない様子も見られます。話し合いがスムーズにいくためには、まずは一人一人が自分の意見を持つことです。そのためには、課題に関して「調べる」ことは避けて通れません。知りたい情報にすぐにたどり着くことができない場合も多く、根気がいる作業ですが、これまでの授業で培ってきたリサーチ方法を駆使しながら、取り組んでみてください。また、机上では得られない情報もたくさんあるでしょう。書籍や論文などの資料だけに頼るのではなく、いろいろな方法で「知る」面白さや喜びに気づいてほしいと思います。

授業中、教員からは「中間発表では、自分たちの見つけたキーワードで語りきってほしい」「今から狭めて調べないように」など、時々アドバイスがされていましたが、話し合いは学生たちが主体的に進めています。チームで今何をするべきなのか考えながら話し合いを進めていくことは、チーム内での互いの役割の重要性も感じていくことになります。一人一人が当事者意識を持って、互いに思いやりながら、個人の成長のみならず、チームの成長も意識しながら活動を進めてください。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「中間発表の内容の骨組みを決める際、前よりも格段に活発な議論が起こった。一人のメンバーは自分の意見をしっかりと積極的に言えるようになっており、確実に発信力が上がっている。また議論の最中も俯瞰し、周りの状況をしっかりと見れている。もう一人のメンバーは以前、自分の考えをわかりやすく伝えることを苦手としていたが、しっかりと頭の中で整理しできるだけ理解しやすいように意識していることがわかった。持ち前の発信力はさらに上がっていると思う。たった一週間ほどで、メンバーたちが大きく成長していることに驚きと、自分も成長しなければという焦りを同時に感じる1日だった。」