学部横断ゼミブログ

2024.01.10

  • 先輩から未来の履修生へ

横断ゼミその後⑫

ブログ投稿者:小室 紗希(日本・東アジア文化学科3年)

先輩から未来の履修生へ」は、これから横断ゼミの履修を考えている学⽣や興味を持っている⽅に向けて、実際に横断ゼミを履修した先輩たちが履修時やその後の経験について語ってくれるページとなっています。

今回は、横断ゼミを履修した学生たちで結成された有志団体「学部横断ゼミALUMNI」が、2023年11月4日・5日に開催された白雉祭に出展した様子をお届けします。

来場者に展示物や授業の内容について説明
今回の白雉祭では、前回と同じく「横断ミュージアム」をコンセプトとして展示を行いました。これまでの履修生が作成した冊子を展示すると同時に、これまでの課題提供企業の概要をまとめた資料も模造紙で作成し掲示しました。これらの成果物を来場者の方に見ていただき、横断ゼミの存在・活動を認知していただくことを目指しました。

来場者の方には、メンバーたちが「学部横断ゼミとはなにか」を説明し、実際に冊子を手に取っていただきました。「工夫されていて見やすい」「企業が出しているパンフレットみたい」など、たくさんのお褒めの言葉をいただき、自分たちの頑張りをお伝えすることができたようで、非常に誇らしかったです。


履修した学生たちが身に着いた力などを書き込んだホワイトボードの様子
教室のホワイトボードには、横断ゼミの履修を通して身についた力、学びになったことなどを書き出し、履修時の写真と共に見ていただきました。すぐ隣の壁には、2021年度前期最終授業でオリエンタルモーター㈱担当チームが発表した「社会人基礎力動画」を投影していました。この動画は、履修を終えるに当たって、個人やチームで課題となったことやそれをどのようにして乗り越えたのかを振り返る目的で作られました。ドキュメンタリー番組をオマージュして作成されたもので、来場者の方々にも足を止めて見ていただくことができました。
2022年度春学期課題提供企業の愛知産業㈱とのコラボ展示
事前の準備では、昨年の出展を経験しているメンバーが主軸となって行い、これまでのいくつかの課題提供企業にも展示にご協力いただくことができました。
2022年度協力企業の愛知産業株式会社様からは、溶接の際に利用する機材をお借りしました。実際に機材に触っていただいたことで、どのような事業をしている企業なのかを身近に感じていただけたと思います。さらに、キハラ株式会社様から最終報告会後に寄贈していただいた<オリジナルブックトラック>も展示しました。授業終了後も、課題提供企業様にこのような形でご協力いただけることは、本当に有難いことです。

来場者とオリジナル<社会人基礎力かるた>を楽しむ
今回の出展で、一番盛り上がりを見せたのは、<社会人基礎力かるた>の体験です!

横断ゼミの授業の目的の一つは、“社会で仕事をする上で必要な基礎能力”である「社会人基礎力」を向上させることです。12の社会人基礎力の能力要素をピクトグラムにするアイデアは、2022年度春学期の愛知産業㈱担当チームが、授業最後の社会人基礎力の発表に際に考案したものです。まだまだ浸透していない「社会人基礎力」という言葉を、来場者の方にも知っていただきたいという想いから、ゲーム感覚で覚えられるカードの形で来場者参加型の企画として実施しました。12の能力をピクトグラムと共に印刷したカードを、神経衰弱のルールで遊んでいただきました。当日は特に、子供たちが目をキラキラさせながらゲームを楽しんでくださった姿が印象に残っています。私たちも来場者と対決させていただき、とても楽しい思い出となりました。

来場者に展示内容を説明する様子
今回の白雉祭は、昨年に続いて2回目の出展でした。それまで大きく関わることのなかった他年度履修生と交流できて、とても良い機会だったと感じています。横断ゼミの辛くも楽しい経験を乗り越えたメンバーが集まり、一丸となって1つの出し物を作り上げたことで、横断ゼミ履修時を思い出して懐かしい気持ちになりました。また、来場者の方にも、横断ゼミの魅力・活動をお伝えすることができました。今後も、より多くの方に横断ゼミについて知っていただくために、活動の幅を広げていきたいと思います。

最後になりましたが、今回の白雉祭出展に際し、ご協力いただきました課題提供企業の担当者の方々に深く御礼申し上げます。

【在校生へのお知らせ】2024年度履修生募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2024年度履修生を募集中です。
□申込期間: 2024年1月17日(水)まで
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。