学部横断ゼミブログ

2023.11.01

企業担当者を招いて中間発表を行いました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

10月28日(土)1時限目~4時限目まで授業を行いました。今回の授業は、企業担当者の方々をお迎えして、午前中は中間発表会を、午後は座談会を実施しました。座談会終了後は、中間発表会までのフェーズ1の活動の振り返り、キャリアコンサルタントとの面談、学部横断チームのキックオフなど、一日盛りだくさんのプログラムでした。お忙しい中、授業に参加していただきました㈱とくし丸の方々には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

中間発表会では、経済学部2チーム、人文学部+国際教養学部GS専攻2チーム、社会学部の5つの発表を行いました。10月23日のプレ発表以降も、教員から課題の掘り下げ方や論理的なつながりの物足りなさを何度か指摘され、改善点をアドバイスされていました。限られた時間の中で「何を見せて、何を聴かせるのか」が難しく、うまくまとめることができずに悩んでいたチームもありましたが、なんとか前日まで仕上げて中間発表会を迎えました。

発表は無事に終わりましたが、チームによってはフェーズ1の活動に後悔が残ってしまったようです。この授業では、チームで協働せずには解決しえない課題を与えることによって、自己管理力、チームワーク、リーダーシップ、そして生涯学習力の向上を目指しています。
チームで活動するとき大切なことは、それぞれの人が置かれた立場や能力に応じて、チームや組織がうまく機能するように、自分の役割を探しながら進めていくことです。チームに摩擦が起きる場合は、チームがうまく機能できていないシグナルでもあります。今回の中間発表会では、社会人基礎力の中の<チームで働く力>も試されていたわけです。
午後の振り返りの時間では、チームメンバーからの他者評価や、キャリアコンサルタントとの面談を通して、今回のチーム活動で成長できた点、できなかった点を一人一人洞察する時間となりました。

いよいよ4学部横断のチーム活動がスタートします。学年、学部のみならず、性格や価値観が違うメンバーとチームで活動する中で、自分の役割を探しながら進めていけるでしょうか。自分の考えをチームメンバーとつないでいくためには、自分の考えを相手に分かってもらう工夫・努力が必要ですし、分かり合おうとする姿勢を相手に見せることも必要になってきます。チームメンバーとの関係を一つ一つ積み上げていく地道な作業を、ぜひ丁寧に取り組んでみてほしいと思います。

最後に中間発表会を終えた後の学生の日記を紹介します。
「今回は中間発表を行った。自分たちがたくさん悩んで時間をかけて用意した発表が15分で終わってしまって、ここまで長かったような短かったような気がする。特にプレプレ発表が終わってからはよく集まって話し合いをするようになり、悩む時間も長かったが、チームワークの向上を実感した期間でもあった。今までと比べて一人一人から意見が出るようになったし、チーム全体としての積極性が高まったように感じている。私が当初抱いていた課題として「主体性」「発信力」の向上を挙げていて、自分の消極的な性格を横断ゼミを通して改善していきたいと思っていたが、フェーズ1を通してここは大きく改善した部分だと思う。」