学部横断ゼミブログ

2023.10.26

中間発表会に向けてプレ発表を実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

10月23日(月)の2時限目に授業が行われました。先週に引き続き、10月28日(土)に企業担当者様をお招きして開催する<中間発表会>に向けて、発表内容の確認を行いました。教員からは、先週のプレプレ発表より良くなった点のほか、改善点についても細かくフィードバックが行われました。

課題提供企業のことを調査・分析し、その内容を企業担当者様の前で発表するということは、非常に緊張することです。その緊張感が逆に原動力となり、なかなか思うように進まない課題に対しても、諦めずに挑戦していこうとする姿勢につながっているように感じます。

9月11日に授業が開始してから、教員からは参考になる資料や書籍などのアドバイスはあったものの、学生たちがチームでの話し合いを中心に主体的に研究を進めてきました。1ヶ月半前と比べて、課題提供企業に対する知識も、各学部の専門的視点からの考え方も、かなり進歩を遂げたのではないでしょうか。
ただし、白紙の状態から自分たちの力で一つの成果を形にする中で、本質を捉えることの難しさや、自分たちの考えを言葉にして伝える難しさ、チーム内の葛藤など、たくさんの乗り越えなくてはならない壁があったようです。

本学は建学の三理想を教育の原点とし、「リベラルアーツ&サイエンス」の理念に従って、総合知・専門知・他者と協働する力・実践力をバランスよく身につけてほしいと考えています。PBL(Project-based-learning)という学習方法で、大学で普段学んだ「知」を生かしながら企業からの課題に取り組む中で、自らの専門がどのように社会に役立つのか、そして生かされるのかを少しでも実感できているでしょうか。
中間発表会まであと数日ですが、より高い完成度を目指して自分たちなりの発表を完成させて下さい。

最後に、学生の授業後の日記を紹介します。
「前回のプレプレ発表ではSDGsやCSR、CSVについての内容が薄く、また自分たちでもうまく組み込むことができなかったため、この一週間はその問題をどうマッチさせていくかが焦点となった。もう一度SDGsらを調べなおし、それがどのように関連しているのかを話し合った。特にCSR、CSVは自然に持ってくるのが難しく、チームでもかなりの時間を費やすことになった。「本当にこれで大丈夫なのか」という思いが皆にあり、お互いに意見を出し合い、ぶつけ合い、原稿を整えていった。最終的に形にすることはできたものの、期限ぎりぎりになってしまい、パワーポイントを最終調整するメンバーに負担をかけることになってしまったのは反省点だ。プレプレ発表と比べて良くなったとはいえ、まだ調整しなければいけないところは多々あったので、最後まで気を引き締めて内容を詰めていきたい。」