学部横断ゼミブログ

2023.09.21

学部ごとに活動する<フェーズ1>がスタート

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

9月18日(月)の2時限目に授業が行われました。10月28日の中間発表会までは、学部ごとに分かれて、学部の専門性を応用しつつ、それぞれの学部の異なる角度から課題に対してアプローチを行っていきます。この期間を、本授業では<フェーズ1>と呼んでいます。

今年度から授業の課題を、<協力企業のCSR報告書の作成>から<協力企業を取り巻く社会課題を、協力企業の取組みを通じて、どのような未来を創ることができるのかを提案する>に変更としました。春学期に実際に新しい課題に取り組んでみて、学生たちが社会課題に対して思考する時間をもう少し確保することが望まれると判断し、今期はフェーズ1の課題を若干見直して、学生たちには取り組んでもらっています。


今回の授業では、9月23日(土)の授業中に行われる企業担当者様との懇談会の準備を、各学部チームで行いました。学生たちは、授業開始前に提示された関連図書を数冊読んではいますが、課題を分析するための情報収集はまだまだ足りません。教員からは授業中に、課題へのアプローチ方法のアドバイスはありましたが、授業中の話し合いは学生たち自身で進めてもらうのがこの授業の特徴の一つです。どのように話し合いを進めていけば良いのか分からず、不安そうな顔で授業に参加している学生も多く見られました。

今は、これからどのように取り組めば良いのか、チームメンバーとうまくやっていけるのかなど、不安と期待が入り混じった感情を学生たちは持っているのかもしれません。ここ数年、コロナ禍でオンライン授業も多く、授業の課題も一人で考えることも多かったかもしれませんが、本授業ではチームメンバーと話し合う中で理解を深めていく楽しさや、視野を広げていく経験にぜひ挑戦してほしいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「前回の授業からの1週間の進め方に多くの改善点があると感じた。SNSをうまく活用できず、授業までにグループでコミュニケーションをとれていなかったために、授業終了時点では質問内容が抽象的になってしまった。しかしその中でも、この反省点をもとに、授業後のミーティングや今後の予定を具体的に話し合い実行することができたのは、一歩成長したところとして挙げられると思う。今回の授業開始時に先生から「待ちの姿勢ではいけない」というご指摘があったように、考えを一転してグループのメンバーの1人として、またSNS管理者としてやるべきことを常に考え、着実に目標に向かって取り組んでいきたい。
 今日の授業を通して、私に今不足しているのは「実行力」と「計画力」であると痛感した。これらの能力は、横断ゼミはもちろん、すべての活動において重要なことである。これからのゼミ活動をより有意義なものにするため、まずはこれら2つの能力を意識したうえで活動に励んでいきたい」