学部横断ゼミブログ

2023.07.05

7月8日最終報告会に向けてプレ発表を実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

7月4日(火)の2時限目に授業が行われました。今回の授業は、今週の土曜日に向けたプレ発表と『小冊子』の再提出をしてもらいました。最終報告会では、これまで調査してきたこと、議論してまとめた「企業が直面する社会課題への提案」について、30分間で発表します。

先週の小冊子のドラフト提出では、最終報告会で発表する提案の説得力をもっと持たせるようにと、教員からアドバイスがありました。学生たちは1週間かけて、もう一度丁寧にチームで意見を出しあい、磨きをかけた内容で、今回のプレ発表に挑みました。教員からは、「提案部分の骨格が明確になってきた」と学生たちの頑張りを認めながらも、改善点について多くのアドバイスが行われました。

最終報告会は、一般公開で実施します。課題提供企業であるオタフクホールディングス㈱について、そして食に関わる社会課題について、事情を知らない聴衆に説得力のある言葉や写真・図を示しながら発表することは、本当に難しいことです。また、大学生である履修生たちが、社会課題の現状を想像しながら、リアルさを持った「提案」にまで考え抜くには、資料の読み込みだけではなく、チームメンバー、企業担当者の方々、教員の方々を含め、たくさんの人との対話が必要です。とても大変な作業の中ですが、果敢にチームで挑んでいく中で、最終報告会にはしっかり実を結んだ発表ができることを期待しています。

この授業の学習目的の一つは、未知の課題を解決するために基礎となる【考える力】と【世界観】の育成です。今期は、課題提供企業とのやりとりを通じて、食をめぐる文化の変容など、多様かつ深刻になっている日本社会をめぐる「食の社会課題」について研究してきました。「お好み焼きソースは、食生活をどのように豊かにするのか」、「広島の原爆投下後の廃墟から、人々はどのように立ち上がったのか」など、課題提供企業を通して多様な視点から考察を続けています。この授業における正解のない課題に取り組む中で、自分で答えを見出す【考える力】や、多様な視点を持ちながら問い続ける姿勢を大切にしてほしいと思います。

【お知らせ】7月8日(土)最終報告会開催のご案内

学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を開催します。
どなたでも学生の発表を聴くことができます。

・開催日時:2023年7月8日(土) 13時30分~(予約不要。ただし一般の方でオンラインからの視聴の場合は、事前申し込みが必要です)
*当日のプログラムの詳細や申し込み方法はこちらから

【在校生へのお知らせ】2023年度秋学期履修生追加募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2023年度秋学期履修生を追加募集中です。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

*対象学部・学年:経済学部・社会学部・国際教養学部EM専攻の全学年