学部横断ゼミブログ

2023.06.15

主体的に学ぶ

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム

6月12日(月)の2時限目に授業が行われました。2チームともに、食に関する未来像や社会課題のどの部分に焦点を当てていくかについて、話し合いを行いました。授業外活動では、なかなかチーム全員で集まることができないため、1チームは1時限目から集まって活動していました。

真剣に話し合うことと進捗状況は必ずしも比例はしないもので、話し合いでは思うように前進できないもどかしさを感じている場面や、話し合いの途中に、「この件はこのまま話し合いしても大丈夫?」と声かけしている場面も見られました。 何かおかしいと思ったら、素早く中断して、話し合いの目的を再確認して軌道修正できるようになったのも、話し合いしやすい雰囲気にチームが変化している証拠ではないでしょうか。 この授業は、教員から何か教わるのではなく、正解がない課題に自分たちで調べ深く考えていくことで、主体的な学びを身に付けていきます。同じゴールでも、回り道をした議論で気づくこともあるはずです。結論がなかなか出ないときも、あきらめずに議論を続けてください。
今週は、今期の課題提供企業である広島県のオタフクホールディングス㈱に訪問させていただくことになっています。工場見学や、社員の方々にお話しを伺うだけではなく、お好み焼き作りも体験もさせていただきます。広島という地に降り立ち、今まで資料を通して学んできたことを、実際に目や耳、鼻など五感を通して感じることで、また新たに発見できることも多々あるに違いありません。ぜひ実りある時間にしてもらいたいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「私は、どちらかといえば効率重視な方で、話し合いは時間通りに進め、今日の議論で何が決定したかなど目標があって進めたいと思う。しかし、チームメンバーはどちらかといえば話し合いを大事に考えている人が多く、多少時間が過ぎても議論を切らず、継続して行う。私は最終報告会までに小冊子作成が終わるか不安だったが、今日の話し合いで今までの議論したことなどを持ちあい、話がまとまっていた。また、話し合いを多めに取ることで面白いと思うようなアイデアが多く出た。もし私が効率重視で、議論を途中で切っていたら、このような案が出ていなかったのではないかと考えると、効率も大事だが効率ばかりを求めてはいけないと再認識した。」