学部横断ゼミブログ

2023.05.17

考えを深めていくために

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月15日(月)の2時限目に授業が行われました。来週の5月22日(月)はプレ発表、そして5月27日(土)は企業担当者の方を前に中間発表を行います。この1か月、学部系統別チームに分かれて、企業活動や、企業文化、CSRそしてSDGsについて、調査・分析をしてきました。今回の授業では、中間発表会に向けてパワーポイントにまとめたものを、発表してもらいました。

調査・分析したものを互いに共有し、チームとして一つの発表にまとめる作業はなかなか大変です。今回の発表では、どのチームも「何を伝えたいのか」がまだまだ曖昧で、「独自の着眼点をもっと打ち出す必要がある」という課題が浮き彫りになりました。最後の最後まで、手直しを繰り返して良い発表にしてほしいと思います。

この授業の学習目的の一つとして、未知の課題を解決するための基礎となる【考える力】を育成することがあげられます。それは、これから社会において自分で答えを見出して生き抜くために、多様な視点を持ち、問い続ける姿勢を知ってほしいという願いがあるからです。
学生たちは正解のない課題に取り組んでいますが、教員からは授業中に「なぜ」を繰り返し、考えを深めていくことの大切さについて、何度も伝えられています。内容を深めていくことで、どのような新しい視点が出てくるのか楽しみにしたいと思います。

来週はプレ発表を行います。今回の授業で、他チームのメンバーや教員から受けた指摘を受けて、もう一度構成を練り直す必要があります。いろいろなアイディアを出し合い、個性あふれる深みのある発表になるように、チーム一丸となって活動して下さい。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「今回、発表に対してかなりの意見を頂いた。正直言って、アドバイスを言われたときは腑に落ちない面があり、反論したい気持ちになった。しかし、これを書いている今は、「貴重なアドバイスだから改善したいところから少しずつやろう。」と思えることができている。
 私はAチームの発表に関して、Bチームと比べてオリジナリティに欠けた発表になっていると感じた。また、先生のおっしゃっていた「大大的なテーマを出した後に、少しテーマとかけ離れたことを言うことは、聞いてる人からするとアクセルを踏んだ後にブレーキを踏まれるようなものだ。」というアドバイスが非常に心に響き、発表の流れがいかに重要かが分かった。
 様々なアドバイスを踏まえて、授業直後は、自分達自身の発表の振り返りと、発表の流れについて話し合った。その中では特に、歴史とSDGs等をどのようにして繋げていくかを重点的に話し合った。しかし、最終的な意見はまとまらなかったため、次回ははっきりさせていきたい。今回、話し合いの空気感が非常に重く、全員がどうすればよいのか分からなくて行き詰まっていた。そのなかで、私は少しでもアイデアを絞り出して発言したため、創造力がついてきているのではないかと思った。」