学部横断ゼミブログ

2023.04.20

2023年度春学期【学部横断ゼミ】がはじまりました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

4月17日(月)の2時限目に、授業「学部横断型課題解決プロジェクト」(通称:学部横断型課ゼミナール・プロジェクト)の2023年度春学期授業がスタートしました。まずは、経済系と人文社会系(人文学部+社会学部+国際教養学部GS専攻)に教室を分けて授業を行うフェーズ1の段階です。フェーズ1は、5月27日(土)の中間発表会までの期間で、各学部の専門性を生かした課題が与えられ、担当企業について徹底的に調べ、その特徴を明らかにしていきます。

教員からこれから課題に取り組むにあたり、いくつかレクチャーがありました。経済学部では1年次に勉強した経営戦略などについて簡単に復習し、人文社会系チームでは、課題に取り組む際に気を付けてほしい視点について説明がありました。その後、「教員から細かな指示はしないので、まずは自分たちの力で進めてください」という声掛けがあり、早速、学生たち自身で話し合いを進行していました。

本授業の履修対象学年は、春学期は2年次生以上、秋学期は全学年です。これまでの学修を通じて獲得した総合知と専門知を生かしながら、企業からの課題(企業を取り巻く社会課題への提案)について、チームで学生自らが調べ、考え、話し合う中で、問題を解決していくPBL(Project Based Learning)型の学習方法を取り入れています。
今回の授業では、互いに遠慮がちでしたが、回を重ねるごとに、活発な意見交換が行われるようになり、新しい視点や価値観を知るといったチーム活動の楽しさを実感できるようになるのではないでしょうか。チーム活動を活性化させていくためには、一人一人が「情報収集」と「分析」をしっかり行ってから話し合いに挑むことも大切になってきます。ぜひ前向きに頑張ってほしいと思います。

最後に、学生の授業後の日記を紹介します。
「スケジュール管理者としてホワイトボードに意見の要点をまとめる役割を担った。書き始めは逐一情報を拾い書こうと意識していたが、既に共有している情報は切り捨て、新しいもののみを板書した方が分かりやすくなると気がつき切り替えることとした。3色のペンで色分けをする方法は好評だったため今後も継続しようと思う。
 社会学部の質問案が大きく動き、様々なデータが集まったため新規の質問が複数提案された。特にAさんは、新聞や他の資料からの視点をもとに事前調査を行っており、企業理解に不足していた部分を補うような意見を出してくれ学ぶところが多かった。議論開始時に、Bさんが今日の目標について明確にしようと促してくれたため、目標意識が強まった。今後も話し合いの際は全体としての目標を定めてから開始すると良いのではないだろうか。」