横断ゼミその後⑨（後編）

体験スペースとして、「絵馬づくり体験」を企画したことは、「横断ゼミその後⑨（前編）」でご紹介しました。
タイルを提供してくださった2020年度前期の課題提供企業の有限会社原田左官工業所様からは、タイルを加工する道具もお借りしました。昔から使われていた手法で、四角いタイルを絵馬の形に切っていきます。多くの来場者にもこの道具でタイルを切る体験をしてもらい、提供いただいた180枚のうちのほとんどがなくなりました。絵馬には、「武蔵合格」「受験合格」と書かれた受験生の絵馬や、「家内安全」など皆さん想い想いに書かれていました。また、日曜日にはたくさんの子どもたちが来場したため、子どもから大人まで幅広い方に体験していただくことができました。

私たちメンバーは、「絵馬づくり」体験では、来場者の制作のサポート以外に、来場者に横断ゼミの紹介をしました。メンバーが今回の『白雉祭』のために作成した学部横断ゼミを紹介するパンフレットを配布して、実際に授業中に制作した課題提供企業の『CSR報告書』を見ていただきながら、履修時の体験をお話ししました。実際の『CSR報告書』を見た方の中には、「本物のパンフレットみたい」「学生が作成したとは思えない」など、報告書の完成度の高さに驚いている方も多く、「この授業を履修して良かった」と自分たちが誇らしく感じました。

武蔵大学のOGだという方は、「他のOB・OGにも教えたいから写真を撮ってもいい？」と声をかけてくださったり、受験生やその親御さんが「この授業面白そう」と言ってくださったり、とても嬉しかったです。さらに、課題提供企業の担当者様もお越しくださり、担当チームだったメンバーたちは久々の再会に喜んでいました。

今年度秋学期の授業が12月に終了し、「学部横断ゼミALUMNI」には新たなメンバーも参加してくれています。このような活動がきっかけとなり、より多くの方に横断ゼミについて知っていただくため、来年度も頑張りたいと思います！

最後になりましたが、今回の白雉祭出展に際し、ご協力いただきました課題提供企業の担当者の方々に深く御礼申し上げます。