学部横断ゼミブログ

2022.12.21

2022年度秋学期最終授業が行われました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月17日(土)に、今期最終授業が行われました。最終報告会後の授業は、活動を振り返る時間に充てています。今回の授業では、社会人基礎力の発表、チームメンバーからの他己評価、キャリアコンサルタントとの面談、チームメンバーへの360度評価、チーム活動や役割分担のKPT((Keep=続けたいこと、Problem=問題点、Try=試したいこと)を考えるなど、盛りだくさんの内容でした。

この授業では、チーム活動での他者との関わりを通して、自分の強み、弱みが発見できるように、振り返る機会をなるべく多く持つように設計されています。毎回の授業後に自分自身で振り返るための活動日記を提出するほかに、3回のキャリアコンサルタントとの面談、中間発表会と最終報告会後のチームメンバーからの他己評価など、客観的に評価を受ける時間も作り、正確な自己評価能力の育成を目指しています。
「他授業と比較すると課題が多くて大変」と言われる科目であるからこそ、真剣に目の前に起きている状況や自分に向き合う必要があり、自分自身の課題に気づくことができるのではないでしょうか。

今回の授業での他者評価では、<社会人基礎力>の12の能力要素を共通の尺度とし、自分の成長や、もっと良くなる点について、チームメンバーから具体的に伝えてもらう機会でした。互いの成長を言語化して伝えあうことに、抵抗を感じた学生たちもいましたが、3か月もの間、真剣に向き合ったメンバーからのフィードバックだからこそ、しっかりと受け止めることができたようです。授業後の学生の日記には、良い点も悪い点も評価し合えた時間が有意義であったという感想が多く見られました。

学部・学年も違い、様々な価値観を持ったメンバーとのチーム活動は、思うように進まないことも多く、どうすればコミュニケーションが円滑になるのか、考え込むことも多かったようです。真剣に課題と向き合う中で、互いを助け合うようになり、個人の成長のみならず、チームとしての成長が実感することができました。
授業は終わりますが、今後も他者との関わりを通して、自分を見つめていくことを続けてほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「横断ゼミを履修したことで、得られたことは多い。そのため、もし横断ゼミを履修していなかったらと考えると、後悔をしたまま大学生活を終えていただろうなと思う。普段関わらない学部や学年の人と交流できたことはもちろん、さまざまな考えがあることを学んだ。色々な人と関わることで、世界が広がったような気がする。得られたことが多いからこそ、横断ゼミでの経験として取っておくのではなく、自分の今後の人生に活かせるようにしていく。
 このような経験は、一緒に頑張ってきたメンバーだけではなく、ご協力してくださった企業様、見守ってくださった先生方がいたからこそ、横断ゼミに取り組むことができたのである。このように色々な人の協力があり、最後の授業までがんばることができた。感謝の気持ちでいっぱいだ。」


【在校生へのお知らせ】2023年度履修申し込み受付中

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」(通称:学部横断型ゼミナール・プロジェクト)は、2023年度に春学期、秋学期にそれぞれ1クラス開講を予定しています。
春学期は次年度2年次生以上、秋学期は全学年が履修対象となります

下記期間まで、履修申し込みを受付しています。
申し込み方法の詳細は、学生ポータルサイト 3sでご確認ください。

□履修申込期間: 2023年1月31日(火)まで