学部横断ゼミブログ

2022.10.19

考え抜く力で独自の着眼点を見つけ出す

10月17日(月)の2時限目に授業が行われました。この1か月、学部担当企業チームに分かれて、企業活動や、企業文化、CSR活動などについて、広く調べて考えることで、担当企業について広く深く理解することを目的に活動してきました。今回の授業では、10月29日(土)の中間発表会に向けてパワーポイントにまとめたものを、発表してもらいました。

たくさんの情報を集め、それでも分からない点は企業担当者の方々に資料を提供してもらって、調べることに注力してきました。今回の発表では、残念ながら情報量が多く、伝えなければならないことが何だったのか、伝わりきらない印象でした。発表後には、学生同士でコメントし合い、また教員からもたくさんの修正点のアドバイスを受けていました。

この授業の目的の一つに<社会人基礎力の育成>があります。<社会人基礎力>は、2006年に経済産業省により「多様な人々と仕事をしていくうえで必要な基礎的な力」と定義された概念で、<前に踏み出す力><考え抜く力><チームで働く力>の3つの能力と12の能力要素から構成されています。
今回の発表で重要になるのが、チームの<考察>です。集めた情報をまとめただけの発表ではなく、<考え抜く力>で独自の着眼点を見つけ出してほしいと思います。

これから、四大学運動競技大会や白雉祭など大学の行事も続きます。学部のゼミとの両立も大変なようですが、追い込まないと見えてこないことがありますので、妥協することなく、取り組んでください。

最後に学生の日記を紹介します。
「覚悟はしていたものの、予想以上に変更点があり完璧な状態でのプレ発表をできるか不安である。またプレプレ発表の時点で、終了時間が20分になっていたため、今後必要最低限の情報を取捨選択しなければならない。常に主軸を思い出しながら、担当企業の大事な事は何かと考えながら取り組む必要がある。来週になれば、修正等により焦りや不安という感情が邪魔をし、チームに迷惑をかけてしまうかもしれない。そんな時も冷静になり、チームで励まし合いながら自分の役割に全うしていけるようにしたい。」