学部横断ゼミブログ

2022.10.12

コミュニケーションのあり方を考える

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

10月10日(月)は、祝日授業が行われました。2時限目の授業前の1時限目から集まって、話し合いを行っているチームもありました。他の授業やアルバイト、部活などで忙しい中、チームで集まれる時間を少しずつ見つけて、10月29日(土)の中間発表会に向けて、授業外での話し合いも行いながら課題に取りくんでいます。


授業中は各学部ともに、各自が集めた情報をもとに、分析を行っていました。人文学部では、先週に引き続きブレインストーミングで得た情報を付箋に書き、<KJ法>を用いて分析し、経済学部では、外部環境と内部環境強を強み・弱み・機会・脅威の4つの要素で要因分析する<SWOT分析>を利用していました。何かと比較してみたり、概念に落とし込んで考えてみることで、研究対象の特徴が浮き彫りしてくるようです。
10月29日(土)の中間発表会では、自分たちなりの答えを導き出した内容を発表してください。

資料がなかなか集まらず苦労しているチームは、授業用SNS上で企業に質問して情報を得ることになりました。この授業では、授業用SNSに課題提供企業と学生とのコミュニケーションスペースを作成し、企業担当者に問い合わせができるようにしています。そのほか、授業用SNSには「学部内チーム」「学部横断チーム」といったコミュニケーションスペースも作成し、仮想空間でいつどこでも話し合いができるようになっています。
授業用SNSは、時間や場所を気にせず情報共有ができることは大きな利点ですが、場合によっては「他者への配慮」が行き届かなくなる場合もあります。
課題に取り組む中で、対面や授業用SNSで、企業担当者の方々、チームメンバー、教員などたくさんの人と関わります。その中で、コミュニケーションの「やり方」や「あり方」を改めて考えてみてほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「横断ゼミを通して、私は発言することの大切さを学んでいる。以前の私は、何か発言することでトラブルになり、面倒なことを避けるためにグループ内で出た意見などに対する発言を思っていても口には出さず、避けることを選んできた。しかし、横断ゼミでメンバーと話し合っていく中で発言することで、トラブルが生まれるのではなく、より良い方向に進んでいくことに気づいた。チームのメンバーにより、発言しやすい空気になっていることが1番の要因であり、自身の考えが変わるきっかけに横断ゼミがなっている。」