学部横断ゼミブログ

2022.09.28

企業担当者をお招きして授業を行いました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

9月24日(土)は、課題提供企業である㈱ウチダシステムズ東亜レジン㈱の担当者の方々をお招きして、授業が行われました。午前中は2社からプレゼンテーション形式で企業の紹介をしていただき、午後は企業ごとに分かれて座談会の形式でお話を伺いました。その後は、キャリアコンサルタントとの面談や、情報検索についてのレクチャーなど、盛りだくさんのプログラムでした。


10月29日の中間発表会までは、学部ごとに課題に取り組むため、今回の授業がはじめての学部横断チームでの活動でした。授業開始からまだ2週間しかたちませんが、学生たちはその期間に、提供していただいたパンフレットやホームページなどの資料を読み込んだうえで、今回の授業に参加しています。事前に用意した企業への質問内容は、学部ごとに視点が違い、新たな気づきも生まれたようです。今後も学ばせていただくという謙虚な姿勢を忘れずに、企業担当者の方々に分からない点はどんどん質問してほしいと思います。

今回ご協力いただく企業は、2社ともB to B(企業間取引)企業です。本プロジェクトでは、あえて学生にはあまりなじみのない企業間取引を中心に事業を展開している企業にご協力をお願いしています。この授業を機会に、大企業や広告をたくさん展開している消費者向けの企業に目がいきがちな学生たちに、社会に貢献している企業がたくさんあることや、社会の奥深さを知ってもらいたいという願いがあります。
今回の授業では、企業担当者の方々から提供していただいた情報は予想外の回答もあり、今後の研究内容のヒントをいただくことができました。
課題提供企業を調査する過程で、学べることは数え切れないほどたくさんあると思います。ぜひ、この機会を十二分に活用してください。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「企業様との懇談会で質問をする際、人文学部の質問の仕方が素晴らしいと感じた。調べた内容、それに基づいた考えたことも話していて、聞く方も聞きやすいし、「こんなに調べてくれたんだ」と企業の方も感じてくださるのかなと考えた。私は、質問のためにいっぱい調べたという自信があったし、自分の考えを話せたと考えていた。しかし、今回の人文学部の質問を聞いて学ぶことが多かったと考えている。次の質問会で真似したい。
 また、社会学部の質問でも「クライアントの持つ課題と社会が持つ課題の両立」という質問が鋭いなと感じた。また、先生が「クライアントだけでなく、自社の事業活動と社会課題との両立という視点が経済学部でも必要」とコメントしていて、自分では発見できなかった視点なのでその視点をふまえながら、企業、事業のことなど調べていきたいと考えている。」