学部横断ゼミブログ

2022.07.21

2022年度春学期最終授業

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

7月16日(土)の2時限目~4時限目に授業が行われました。今回の授業では、はじめに社会人基礎力の発表を行いました。その後、チームメンバーとの相互評価、キャリアコンサルタントとの面談、チームメンバーへの360度評価、チーム活動や役割分担のKPT((Keep=続けたいこと、Problem=問題点、Try=試したいこと)を考えるなど、盛りだくさんの内容でした。

社会人基礎力の発表では、このプロジェクトを通してチーム形成で苦労した点やどんな壁にぶつかり、何を考え、どう成長できたと思うかなどを、1チーム10分間で発表してもらいました。この授業では中間発表会、最終報告会、社会人基礎力の発表と、3回の大きな発表の場があります。今回行った<社会人基礎力の発表>だけは、教員のアドバイスを一切受けずにプレゼンテーションしてもらいます。1チームは冊子を作成した上でパワーポイントを用いての発表、もう1チームは動画を制作して発表を行いました。教員からいつもアドバイスされていた「何を伝えたいのか」「論理的に説明する」という点がしっかり押さえられており、履修生たちの成長を感じた発表となりました。

最終報告会後は、活動を振り返る時間にあててきました。今回は、チームメンバーやキャリアコンサルタントといった他者から、今回の活動において伸びたところや改善点を伝えてもらいました。チームメンバーの成長や、良い点を言語化して、声に出して認めあうことは、自信にもつながります。今回の経験から何を得たのか、しっかり意味づけをして、今後の大学生活を活かしてほしいと思います。

この授業では、毎回の授業後に活動記録として日記をつけることを課しています。学生が何を考え、何に悩み、どのように成長していくのか、その過程が日記に記録されていきます。最終授業後の日記には、多くの履修生が、今回授業で携わった課題提供企業の方々、履修生、教員はもちろん、活動を見守り、励ましてくれた家族や友人たちに対しても、感謝の気持ちを綴っていたことが印象的でした。

最後に授業後の日記を紹介します。
「キャリアコンサルタントの方との初回の面談では、頼ることが苦手という話をした。これまで、人に頼ったり、お願いをしたりすることに申し訳なさが先行してしまい、些細なことでもあまり相談することができなかった。でも、チームメンバーみんながすごく優しくて、なんでも受け入れてくれるので、どんどんそのやさしさに甘えるようになりました。私の考え方も変わって、<頼る>っていうのは、任せることではなくて、<一緒に協力してやること>なのかなと思うようになりました。社会人基礎力伸びたような気がする!
 横断ゼミを終えてからまだ一日しか経っていないが、非常に前向きな気持ちで一杯だ。横断ゼミを経験したことで、一歩を踏み出す時のハードルが下がったように感じる。これを機に、この夏、何か新しいことを始めてみようと思う。そして、限られた時間を有効活用していきたい。時間をうまく使うことの大切さもこの忙しい横断ゼミで学んだことのひとつだ。」

最後になりましたが、今回課題提供企業としてご協力いただきました、愛知産業㈱とキハラ㈱の皆さまに心より御礼申し上げます。


【在校生へのお知らせ】2022年度秋学期履修生追加募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2022年度秋学期履修生を追加募集中です。
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。

*対象学部・学年:全学部・全学年
*申込期間:2022年7月28日(木)まで