学部横断ゼミブログ

2022.06.03

学部横断型活動のフェーズ2がスタート

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月30日(月)の2時限目に授業が行われました。5月28日(土)に行われた中間発表会の各学部の調査結果を持ち寄り、学部横断チームで協働しながら担当企業の『CSR報告書』を作成するフェーズ2が始まりました。

フェーズ1では、各学部3~5名の人数で活動してきましたが、フェーズ2学部横断チームでは12名で活動していきます。話し合いでは大人数に圧倒されつつも、ほぼ全員が議論に参加していたことは、良いスタートを切れたと言えるのではないでしょうか。
途中、少人数に分かれて各学部の調査内容について説明し合うなど、工夫をしながら話し合いを進めていました。授業の途中に教員からは、「業界全体ではどうなのか、その中で担当企業は何ができるのかを考えてみては」「各学部の結果から共通認識を作り出すことを丁寧に」などのアドバイスがされていました。


フェーズ1では、各学部の専門性を活かした課題に取り組んでもらいました。フェーズ2では、他学部の学生と一緒に活動することで、異なる価値観や考え方に触れ、興味の幅や視野を広げていくことを企図しています。
7月9日までの最終報告会までの6週間で、『CSR報告書』のコンセプトからデザインを考え冊子づくりを行います。また合わせて、企業への提案も考えなければなりません。この授業は、かなりタイトなスケジュールで設計されていますが、横断ゼミの経験をどう自分のものにするかはそれぞれの取り組み次第です。妥協策で進めるのではなく、広い視野の獲得を目指して取り組んでみてください。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「少人数に分かれた中では、CSRやCSVについて社会学部のチームメンバーにたくさん話を聞かせてもらった。その中で、それらの定義に正解はなく、自分たちなりの見解をもとにCSR報告書を作っていかないといけない、ということが分かったので、これからも各学部で学んできたことを共有しながら、チーム全体で取り組んでいきたい。
また、人文学部の要素を入れることが難しそうだと感じた。他学部の人には、企業文化を学ぶ意味や何の役に立つのかなどが上手く伝えられていなかったからだと思う。シャインの論文や担当企業創設者の自叙伝を全部読んでもらうことはきっと難しいが、企業文化が企業の根底にあり、全てに関与しているということを理解してもらうことは必要になると思ったので、上手くまとめて伝えられるよう発信力を発揮していきたい。」