学部横断ゼミブログ

2022.05.18

多様な視点を柔軟に取り入れる

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月16日(月)の2時限目に授業が行われました。今回の授業では、5月28日(土)の中間発表会に向けたプレプレ発表を実施しました。どの学部においてもプレゼンテーションのテクニカルな部分よりも、論理的説明ができているか、考察が十分にできているかどうかを確認していました。

たくさんの情報から必要な部分を抜き出して分析し、各チームに与えられた15分という時間で大学生が初めて聞いても分かるように説明するということは、非常に難しいということが分かったのではないでしょうか。各学部2つの担当企業に分かれて活動していますが、互いの発表に良い点や改善点について、たくさんのコメントを伝え合いました。相手の発表を聞くことで、勉強することはたくさんあります。他チームと刺激しあいながら、より良い発表になるように、最後の最後までチーム全員で手直しを加えてください。


この授業は、色々な人と関わりながら授業が進行していきます。一人で取り組む勉強とは違い、チームメンバーや担当企業の方々、教員など、さまざまな人との関わりから、たくさんのことを学ぶ環境があります。
この授業は、「コミュニケーション」が一つのキーワードです。「考え方が違う」と決めつけるのではなく、授業で関わる人たちとの対話を通して、多様な視点を柔軟に取り入れていく機会にしてほしいと思います。


最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「相手チームと同じ目標に向かって進めているが、構成や結論が私たちのチームと異なっていたところから、チームで考えていくことの面白みを感じた。それぞれのCSRの定義も私たちは「CSRがあってこそのCSV」というのに対し、相手チームは「理念が大切だ」というように結論付けていた。また、この時点で発表をすることで自分たちの視野を固定化させないで済むと感じた。」

「発表内容に関しては学部内で互いに講評したことが良かった。相手チームの発表を見ることで自分たちにはない視点、アイデアに触れられたと感じている。良いと感じたものは積極的に取り入れていきたいと思う。「使えるものはなんでも使う」の精神だ。発表後に相手チームや先生方からの講評を頂き痛感したのが、自分の詰めの甘さだった。特に急ごしらえの原稿ゆえに説明を省いた箇所が、後の説明で重要な箇所であることを指摘された時には、準備と内容理解の両方が足りなかったと認めるしかなかった。他にも説明が足りないところや回りくどい箇所があったと、振り返ると修正点が山のように出てくる。今回の発表を踏まえたものを来週見せられるよう、準備を万全にする。」