学部横断ゼミブログ

2022.04.26

課題提供企業2社を招いて、合同授業を実施しました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

4月23日(土)1時限目~4限目に、課題提供企業の担当者の方々をお招きして、授業が実施されました。慣れないスーツに身を固めて、緊張した面持ちで授業に参加する学生たちの顔が印象的でした。

午前中は今回ご協力いただいている愛知産業株式会社キハラ株式会社、そして企業様をご紹介いただきました東京商工会議所による概要説明のプレゼンを拝聴し、午後は2時間にわたり企業担当者の方々に質疑応答の時間を作っていただきました。その後は、チームごとに自己紹介や、第1回目のキャリアコンサルタントとの面談を行うなど、密度の濃いプログラムの一日でした。

授業開始から2週間で課題提供企業との合同授業を実施しました。懇談会の進行はすべて学生に任せたため、何が必要か自分たちで考えて準備することは、非常に大変だったようです。
企業担当者の方々には、学生たちからのたくさんの質問に丁寧に答えていただきました。そのおかげで、パンフレットやホームページだけでは分からなかった情報を知ることができました。
教員からは授業の最後に、「企業から説明を受けた言葉や今日感じた感動を忘れないで、これからの調査・分析にあたるように」というアドバイスがありました。

午後のチームごとの活動では、社会学部の学生が経済学部や人文学部の学生に、インタビューの文字お越しの方法を説明する場面もありました。社会学部では2年生の方法論ゼミで、社会調査の技法を学びます。学部での学びを他学部の学生に教えることで、自らの学部の良さや身についた知識を再認識できることは、学部横断ゼミの醍醐味の一つと言えるでしょう。これからも、これまでゼミや講義で学んできた知識を意識しながら、課題に取り組んでほしいと思います。

次に、授業後の学生の日記を紹介します。
「キャリアコンサルタントの方との面談では、自分の課題を見つめ直すことができた。課題である発信力を向上させるためには傾聴力も重要になるが、私はテクニック的なことばかりにこだわっていた。「テクニックだけのコミュニケーションは相手の心に届かない。相手を理解しようと努めることや経験による言葉の重みで発信力は伸びていくはず。」とアドバイスをいただいたことで能力を誤解していたことに気が付き、考え方を変えることができた。次回の面談の頃に、少しでも成長した状態でいられるよう、日頃から胸に止めておこうと思う。
今まで企業の方と直接関わりを持って活動する機会はほとんどなかったため、とても新鮮で貴重な経験だった。直接お話を伺うことで、担当企業のお二方の事業に対する強い思いを感じ胸が打たれたと同時に、生半可な気持ちで提案を行うことは許されないと、改めて気を引き締めることができた。他学部のメンバーとも交流を図れたので、今後は積極的に情報交換をし、連携を強めて活動をしていきたい。」

5月28日の中間発表会まで、残り1か月です。
不安と焦りを感じながら活動している学生も多いようですが、じっくり考える時間をチームで持つ事も大切にしながら活動してほしいと思います。