学部横断ゼミブログ

2022.04.20

学部ごとの活動<フェーズ1>がスタート

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

4月18日(月)2時限目に授業が行われました。今回から、学部ごとに分かれて活動する<フェーズ1>がスタートしました。

5月28日の中間発表会までは、担当企業の『CSR報告書』作成のために必要な方針や内容の予備調査を、学部の専門性を活かしながら行っていきます。各学部のフェーズ1での調査内容は、下記のとおりです。

【経済学部】:業界の特徴や競合企業比較を交えながら、担当企業の事業内容を多角的に分析する。
【人文学部】:人文学部はCIなどを手掛かりに担当企業の企業文化や企業風土を明らかにする。それらの企業の特徴が人事制度・福利厚生などにどのように寄与しているのかを探る。
【社会学部】:<CSRとCSVの概念>と調査し、SDGsの考え方との関連について検討する。また担当企業が地域や自然環境など顧客以外の社会に対してどのような取り組みを行っているかを調査する。

フェーズ1のゴールは、各学部の調査内容を十分に理解し、予備知識のない第三者にもわかるように分析結果を中間発表会で発表することです。
具体的な課題の進め方は、配布した『ガイドブック』に授業回ごとの指標が書かれていますが、どのように話し合いを進めるのか、何から調査するのかなどは、すべてチームメンバーとともに決めていきます。自分たちでやるべきことを決め、自主的に取り組んでいかなければならないのがこの授業の特長です。
今回の授業では、話し合いをするためにまだまだ下調べが必要なことに気づいたり、チームメンバーの意見を聞いて課題のアプローチの方法を思いついたりなど、たくさんの気付きがあったようです。

授業後には、授業や授業外の取り組みについて、良かった点や反省点を振り替えさせるために、履修生全員が日記を授業用SNSに提出します。
今回の授業後の学生の日記を紹介します。
「話し合いの内容については、担当企業の事業について<製造・開発>がメインだと考えていたが、<技術・知識のインターフェース役>も同様に重要だと気付けた。一人で資料を読んでいた時に落としていた視点が、チーム活動でブラッシュアップされる経験が出来たことは、初日の話し合いで手応えを感じる良い刺激となった。メンバーの下調べが非常に充実しており派生の種となっていたと感じた。着眼点とデータ収集力は見習っていきたい」

今週土曜日には、課題提供企業2社の担当者の方々をお招きして授業を行います。十分な下準備を行ったうえで、参加してほしいと思います。