学部横断ゼミブログ

2024.12.18

2024年度秋学期最終授業を行いました

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月14日(土)の2時限目~4時限目に授業が行われました。今回の授業では、この3か月間の活動の「振り返り」を行いました。「社会人基礎力」を指標として、キャリアコンサルタントとの面談、チームメンバーからのフィードバックなど、他者からの評価も受けながら、自身の成長について考えました。

履修生たちは、履修前から「大変な授業」だと聞いていたようですが、実際に体験してみると想像以上に頭も心も使った授業だったのではないでしょうか。
チームで答えのない課題に取り組んでいく今回の活動では、問題に向き合わず体裁を取り繕うような方法や自分のやり方で作業を進めていくやり方は、通用しませんでした。
周囲の状況をよく観察し、自分に何が求められているのか、自分は何ができるのか考えながら進めていく中で、自分自身の長所や短所に関して、さまざまな発見があったようです。そしてそれらの気づきは、非常に深いものでした。

授業開始時の9月に比べて、一人一人が成長を実感していると思いますが、そこにはチームメンバーはもとより、協力企業の方々、教員、家族、友人など、他者の存在があったことを忘れてはなりません。
本学ではさまざまな授業やプログラムを提供していますが、「ゼミ」の良いところは他の学生の変化から刺激を受けることで、自身の気づきや意欲につなげていくことができる点です。
今後も他者との関わりを通して、自分を見つめていくことを続けてもらいたいと思います。

最後に、授業後の学生の日記を紹介します。
「学部横断ゼミ内で「仲間」という関係を構築することができたから、頑張ることができた。全く異なる人たちが一つのものに向かって取り組む。非常に素敵なことだと私は思っていた。価値観や生きてきた境遇など異なるもので行えることがこのゼミの最大の魅力だ。
 だからこそ将来に向けて、「傲慢になることはダメだ」ということを肝に銘じながら頑張っていかなくてはいけない。ついてくるもついてくることがなくなるからだ。」

「大学時代に自分が頑張ったと言えることが欲しいと思って履修した。自分にとって一番大きな収穫は新たな価値観である。メンバーは自分より主体的に行動できる人しかいなくて、それぞれが光る強みを持っていた。そんなメンバーと比較して、自分で自分を褒めようとしても、どうしても「他の人の方がこれを頑張れているしなぁ」と思い自己嫌悪に陥った。現実と乖離しているほど自分のことを高く評価しすぎるのは問題だが、反省しては落ち込むサイクルも負の連鎖となってしまった。実際、気持ちがマイナスに向くと、それ以上成長しにくかった。プラス思考へ持っていった方が、じゃあ次はどうしたらいいのかなという、成長する力が生まれてくる。この自分の価値観を改める必要性に気づかせてくれたのが、横断ゼミだった。」

【在校生へのお知らせ】2025年度履修生募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2025年度履修生を募集中です。
□申込期間:2025年1月15日(水)まで
詳しくは、学生ポータルサイト 3Sの掲示板でご確認ください。