学部横断ゼミブログ

2021.05.26

5月29日の中間発表会に向けたプレ発表を実施

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月24日(月)の2時限目に、対面とオンラインの同期ハイブリッド型で授業が行われました。今週土曜日に非公開で行われる中間発表会に向けたプレ発表を、学部に分かれて実施しました。

フェーズ1(学部別の調査)がスタートして5週が経ちました。経済学部・人文学部・社会学部とそれぞれの学部に与えられた課題について、学部担当企業チームでの自由な話し合いのもと研究を行ってきました。課題提供企業の担当者のご協力をいただきながら、ゼロの状態から自分たちだけの力で一つのものを作り上げていく過程では、これまでの授業とは違った疲労感や焦りそして達成感など、様々な想いを感じながら活動しているのではないでしょうか。
プレ発表の内容については修正しなければならない点が、他チームの学生や教員からの指摘で改めてたくさん見えてきました。今作っているパワーポイントを壊して、一から作り直す判断をしたチームもあるようです。納得のいく発表にどこまでこだわるかも、学生たちの意思に任せています。

この授業では、チーム活動でプロジェクトを進めています。学部のゼミや講義・アルバイト・部活など、ほかのスケジュールと調整しながらの活動です。チームメンバーは得意・不得意もそれぞれ異なり、チームワークはどのようにすれば向上できるのか、学生たちは試行錯誤しながら進めています。
発表内容が固まらないまま分業してしまったり、チームメンバーとのスケジュール調整がうまくいかなかったり、自分の想いをうまくメンバーに伝えることができないままでいたりと、チーム活動における壁にぶつかっているようです。
一方で、チームメンバー間で「ありがとう」など声かけをしながら、互いをサポートし合うことができているチームは、大変ながらも楽しそうな様子です。

中間発表会では、企業担当者様を招いて各学部が調査結果をプレゼンテーションします。企業の方を前に発表するという場は、大学時代に何度もあることではありません。発表を聴くすべて人が納得するプレゼンテーションができるように、最後まで妥協することなく頑張ってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「今回プレ発表をして、内容を再構成することになった。前回のプレプレ発表で、先生に指摘してもらったが、自分たちがどこを直したら良いのかが明確になっていなかったため、内容を改善するというよりは、うまい表現を探し、出来るだけ指摘されないようなプレゼンテーションにしようとしていた気がする。そのため、文章で論理的に説明しようとし、プレゼンテーションを分かりやすくするのを後回しにしていた。そのため今回のプレ発表では、相手に分かりやすく説明するという基本に立ち返り、内容を再構成するところから出直した。新たな構成ができ、自分たちにもわかりやすい内容になったときには、チームメンバーの創造力の高さを感じた。また、一からやり直そうという決断は、自分1人だったらやらない決断だったと思い、チーム活動という貴重な体験をさせてもらっていると感じた。」