学部横断ゼミブログ

2020.12.08

CSR報告書ドラフト提出

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月7日(月)の2時限目に授業が行われました。履修生たちは、12月19日のオンライン最終報告会に向けて、課題である担当企業の『CSR報告書』を作成しています。今回の授業では、『CSR報告書』のドラフトを教員に提出しました。

2チームともに、『CSR報告書』として一つの冊子にまとめ上げたことは立派でしたが、内容が深まらず、伝えたいことも曖昧なようです。教員からは2チームに各ページに赤入れされたものがフィードバックされたほか、「調べたことをまとめただけで、具体例がない」「なぜ伝わらないのかを考えてほしい」「ホウレンソウをし合いながら、自分の役割をしっかりこなすように」などがアドバイスされていました。

2チームともに、「担当企業のCSRは何なのか」という最終的に明らかにするべき方向性に向けて、何を事例にして証拠として論証していけば良いのか、まだまだ話し合いが必要なようです。時間がない中だからこそ、自分たちの話し合いがどこに向かっているのかを意識して議論することも求められます。話し合いで決めたことが良い『CSR報告書』につながるかは分かりません。そのような不確かな未来に向けて最後まで考え抜く経験が、最終的には学生たちにとって大きな財産になるに違いありません。

 

先週は企業訪問をさせていただいたチームもありましたが、自分たちの頭で考えてきたこととリアルで見て感じたことに違いがあることも発見できたようです。9月14日の授業開始から担当企業のことを調査・分析してきましたが、まだまだ見えていない部分がたくさんあるはずです。最後まで担当企業を知ろうとする努力を続けながら、学生らしい視点で担当企業の宝物を見つけ出し、『CSR報告書』を通して表現してもらいたいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。

「先週一週間を振り返ってみると、いつもより少し頑張れた一週間だったと思う。自分たちは初めは「八方よし」という部分をCSR報告書に盛り込んでいた。しかし、それは本当に軸になるのかを考えていくと軸ではなく、視点であることに気付かされた。企業に対して「なぜ」を深めていくことで企業の本質が見えてきた。しかし時間は金曜日、ドラフト作成を進めなくてはいけない中で、チームのみんなに対して提案した。既存の案があることから、初めは「なぜ今頃?」という思いがあったと思う。しかし、その中でチームのみんなは自分の話を真正面から聴いてくれた。正直救われたと思った。」

【お知らせ・12月19日 三学部横断型ゼミナール・プロジェクト オンライン最終報告会】

三学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)のオンライン最終報告会を開催します。

どなたでも学生の発表を聴くことができますので、ぜひお申込みください。

・開催日時:12月19日(土) 11時~13時20分(要 事前申し込み

*当日のプログラムの詳細や申し込み方法はこちらから