学部横断ゼミブログ

2020.11.11
中間発表会実施・学部担当企業チームごとの調査結果を発表
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子


フェーズ1は、初回授業と9月26日(土)の授業以外はすべてオンライン授業で実施してきました。「通学時間がかからないこと」や「いつどこでもミーティングが開催できる自由さがある」オンラインですが、「相手の反応が分かりづらい」「細かなニュアンスが伝わらない」「1人でいる空間での話し合いは、モチベーションがあがらない」などのデメリットもあったのではないでしょうか。9月26日の対面授業以来、久しぶりにチームメンバーと対面で話し合うことができた履修生たちの顔が、非常に楽しそうなのが印象的でした。
前期の中間発表会は、新型コロナウィルス感染拡大の影響でオンラインでの開催でしたが、後期は直接、企業担当者を前にした独特な緊張感の中、企業担当者や他チームメンバーの反応を感じながら発表できたことは、非常に教育効果の高い発表会になったと思います。

10月26日のプレ発表から約2週間、もっと高いレベルに引き上げていきたいという教員からのフィードバックが続きました。学生たちは「もう考えられない」と妥協しそうになったときもあったようですが、チームメンバーと中間発表会の発表内容をブラッシュアップし続けました。
発表に対して、企業担当者からは「厳しい環境の中でなぜ生き残っていけるのか、その視点が欠けていた」「業界のこと、担当企業のことを良く調べている」「どうやって顧客に製品が認められているのか、そこを理解すると面白くなると思う」「挑戦していく姿勢はどこにあるのか、その視点を入れるともっと良い発表だった」など、たくさんのコメントをいただくことができました。
午後の企業担当者様との懇談会でも、たくさんのフィードバックをいただき、これから担当企業の『CSR報告書』作成するには、もっと分析を深めていくことが必要だと実感したようです。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「人に伝えるということの難しさが身に染みた。言葉遣いや敬語をこだわり、失礼がないように正確な文章であろうとするほど、手元に作成した原稿を読む形になってしまった。恐らく、自分の中に蓄えた知識や経験に熱量をのせて、相手の目を見て発表をしていたら、伝わり方が少し変わったかもしれないと思った。自分の中で全てを消化したうえで話すには、多くの時間と努力が必要だ。やはり、今回の中間発表にもっと時間をさけば、もっと良いものができたのではないかと思うところもある。この点については、次の学部合同チームの際に活かしていきたい。
キャリアコンサルタントの方と面談をした際に、最後に自分がどのようになっていたいかを考えた。フェーズ1を終えて、自分のテーマになることは「自分の意見を言うこと」である。私は、嫌われてもいいと思えるくらい自分の意思を持つことは大切だと思うが、それで人の意見に耳を傾けられなくなるのは嫌である。やはり、楽しくみんなで進めたい。チームの関係性を客観的に見ることができて、誰かの支えとなりたい。人の意見に耳を傾けることは忘れずに、それだけでなく、自分の意見を言う意識をしていこうと思う。フェーズ2、これからが楽しみである」