学部横断ゼミブログ

2020.07.22
活動の振り返り
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

今回は、少しさめた頭で自分たちの成長を振り返るために、チームメンバーとの相互評価、キャリアコンサルタントとの面談、チームメンバーへの360度評価、チーム活動の振り返りなど盛りだくさんのプログラムをオンラインで実施しました。

最終報告会の次の土曜日に行う授業では、<社会人基礎力の発表>をチームごとに10分間で発表をしてもらっています。このプロジェクトを通してチーム形成で苦労した点やどんな壁にぶつかり、何を考え、どう成長できたと思うかを発表してもらいました。この授業の目的の一つは、<社会人基礎力の育成>ですが、授業開始時に『社会人基礎力アドバイスシート』を履修生全員に配布し、12の能力要素のそれぞれの意味をしっかり考えて行動するように伝えています。今回の発表を聴いて、言葉の意味の理解が曖昧なまま活動していた学生がいたように思えました。この授業で経験したことに寄せてみながら、もう一度12の能力要素の言葉の意味を考えてみてほしいと思います。

この授業では、毎回授業後に提出する日記や、活動の節目ごとに行うキャリアコンサルタントの面談やチームメンバー同士の相互評価など、振り返りの時間を大切にしています。自分の活動をチームメンバーや第三者であるキャリアコンサルタントなどさまざまな視点から評価を受けていく中で、自分の可能性や長所に気づき、将来への選択肢をどんどん広げてほしいと考えています。
自分の弱みばかり気にしてしまい、自己肯定感が低くなってしまいがちな学生たちが、チームメンバーやキャリアコンサルタントから肯定的な視点を示されることで、自分の変化を客観視し、成長を確認できることは、自己肯定感を上げることにつながります。
ぜひ自信をもって、次の活動に踏み出していってもらいたいと思います。
「キャリアコンサルタントの方との面談では、自分がどのように成長したかを話していたが、成長したり、変わることができたのは「なぜなのか」を問いかけられた。それに対して私が出した結論には、どれも自分の周りの環境のおかげであるというのがあった。そのときに、メンバーからのフィードバックで「自信を持って」と言われたことなどのエピソードを話すとコンサルタントの方から「本当に良い仲間を持ちましたね。」というお言葉をいただいた。本当にその通りであると感じる。学部も学年も違っているが何か新しい経験を求めていて、意識の高いメンバーたち、このような機会でなければ関わることができなかったような人たちと出会えた横断ゼミの環境は大きい。
この横断ゼミでは、沢山のことに気付かせてもらえた。私は、このプロジェクトは自分にとって新たなスタートラインに立たせてくれたものであると捉えている。この気付きをこれからの生活の中でどう活用していくかがカギとなる。最初のちょっとした興味から始まった横断ゼミ。興味をもっただけではなくて、実際に行動し挑戦してみた。この少しの興味と勇気が、これからの自分の将来にも関わっていくものだと思うと「興味をもって挑戦すること」は、絶対に無駄にはならないし、やらなくては後悔すると思う。
自分の中にある「興味」を大切にしていき、環境が変わっても意識や目標を高く持ち続けて、興味を持ったことには積極的に取り組んでいきたい」
【在校生へのお知らせ】2020年度後期履修生追加募集について
授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2020年度後期履修生を全学部・全学年対象に追加募集を行います。詳しくは、3Sの掲示板でご確認ください。
<履修申し込み期間> 2020年6月22日(月)~8月2日(日)23時59分まで