学部横断ゼミブログ

2020.06.19

学部の視点を融合させた『CSR報告書』を作るために

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

6月15日(月)の2時限目に授業が行われました。7月11日の最終報告会までの授業は、今回を入れて残り4回となりました。そろそろフェーズ2の課題である『CSR報告書』のコンセプトや構成要素を決定し、それをもとに担当企業に改めて取材したり、それを文章にまとめていかなくてはなりません。

自分たちの作成する『CSR報告書』を通して、担当企業について伝えたいことは何なのか・報告書の軸となる大切な話し合いだからこそ、時間がかかります。あと2週間後には教員に『CSR報告書』のドラフトを提出しなくてはならず、どんどん時間がすぎていくことにいらだちや焦りを感じている学生もいるようです。

教員からは「良い意味で両チームともに壁にぶつかっている」「担当企業の目の前にある事実を当たり前と思わず、その裏にあるものを読み取ってみてほしい」といったコメントがされていました。

学生たちは緊急事態宣言の解除以降、アルバイトが再開され、またほかの授業の課題に追われ、忙しい毎日を送っているようです。優先順位をつけながら活動はしているものの、時間に追われることは、肉体的にも精神的にも辛い状況です。頑張っている人にとっては、エンジンのかかっていないメンバーに対して、不満も言いたくなってしまう状況のようです。

時間がない、学部や学年の壁を感じるなど、目の前にある壁を言い訳にしても前には進んでいきません。「少しでも良いものを」「少しでも自分を成長させたい」という強い意志を持って一歩踏み出すことができれば、チームの雰囲気も変わってくるのでしょう。

学生たちは緊急事態宣言の解除以降、アルバイトが再開され、またほかの授業の課題に追われ、忙しい毎日を送っているようです。優先順位をつけながら活動はしているものの、時間に追われることは、肉体的にも精神的にも辛い状況です。頑張っている人にとっては、エンジンのかかっていないメンバーに対して、不満も言いたくなってしまう状況のようです。

時間がない、学部や学年の壁を感じるなど、目の前にある壁を言い訳にしても前には進んでいきません。「少しでも良いものを」「少しでも自分を成長させたい」という強い意志を持って一歩踏み出すことができれば、チームの雰囲気も変わってくるのでしょう。

それぞれの学部の視点を融合させた『CSR報告書』を作り上げるためには、コンセプトや具体的な構成を考える前に、チームメンバー全員がものの見方や概念を確認する作業を、もっと深めていく必要がありそうです。

フェーズ1では、『CSR報告書』作成に必要なための予備的調査を、各学部に分かれて行いました。つまり、フェーズ1で調査した「CSRの概念」「担当企業の理念・歴史・企業風土」「担当企業の事業内容」について、フェーズ2ではチーム全員が共通の理解を達成するために、話し合い、その内容を掘り下げていかなくてはいけないということです。

企業に対して知識がたりないということを実感して、資料をさらに読み始めたチームもあります。まだまだ間に合います。チーム全員でCSRや担当企業に対して認識のずれがないかを確認し、ずれがあればそれを埋める作業を進めていく。時間はかかりますが、そういった地道な作業を通して、自分たちが伝えたい担当企業の姿を明確にしていってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。

「今まで10人以上で議論をしてきた事がなかったので、横断ゼミは自分にとって新鮮な環境です。なかでも、「意見の多様性」が活動をしていて私は面白いなと感じています。3人のチームでは出てこなかった意見、「そんな事考えられるの!?」といった意見、同じニュアンスの言葉でも他のメンバーにとっては全く別の意味に聞こえている意見など、聞くだけで世界が広がるばかりです。なかでも、横断活動が始まって、今日まで過ごしてきて特に感じているのは「横断チームとしての一体感」です。これまでは学部で1チームという意識がどこかにあり、他学部は競合他社というイメージがありました。しかし、今は1つのチームなんだと自然と思えるようになりました。それは、やはりチームメンバー全員がもっている優しさがどこか深くかかわっているような気がします。」

 

「自分の今までの取り組みも振り返ってみると、時間の制約を気にするばかり、効率性と分かりやすくまとめようと思い込み過ぎていた部分があった。昨日の授業でも先生からお話があったが、一番時間のかかるやり方の方が一歩ずつ確実に進める。この場所で悩んでいるのに時間をかけるくらいなら、少しでも多く作業をするべきであると考え直し、とにかく情報をワードに起こしてみた。いろいろな情報を取り入れていくと、自然と考えや思っていることが浮かびやすくなっていた。分かっていたと思っていたことも改めて見直し考えをまとめていきたい」

【在校生へのお知らせ】2020年度後期履修生追加募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2020年度後期履修生を全学部・全学年対象に追加募集を行います。詳しくは、3Sの掲示板でご確認ください。

<履修申し込み期間>  2020年6月22日(月)~8月2日(日)23時59分まで