学部横断ゼミブログ

2019.11.12
中間発表会
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子


10月28日のプレ発表後の11月3日と4日に学園祭があり、学生たちは部活やサークル活動が忙しい中、時間をやりくりしながら中間発表会に向けて頑張っていました。中間発表会の前日まで教員からの指摘やコメントが続き、何度も修正を重ねてようやく中間発表にたどり着くことができましたが、各学部の視点を色濃く出せた良い発表だったと思います。
企業担当者からは「未来の内容を盛り込んでもらえると良かった」「最終報告会では実際に見たり聞いたりした内容も盛り込んでほしい」「もう少し一つひとつのことを掘り下げていくと、より個性の出た発表になったのではないか」など、たくさんのコメントをいただくことができました。お忙しい中、ご出席いただきました企業担当者の皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。

学生たちは約2か月間の間、各学部に与えられた課題にさまざまな資料を読み込み考察してきました。その内容をどのようにわかりやすく説明したらよいのか、どのチームも非常に苦しんでいましたが、妥協することなく頭を使って極限まで追い込む中で、学生たちはたくさんのことを学び吸収したように感じました。
この授業では、課題への取り組みや協働作業をする過程で学んだことや、その学びを今後どのように活かしていけばよいのかについて、振り返り・考える時間を大切にしています。午後の時間では、キャリアコンサルタントとの面談やチーム内での振り返りの時間を設けることで、フェーズ1での学びや失敗を掘り下げて考えていきました。
いよいよ12月21日の最終報告会にむけてフェーズ2(三学部合同チームでの活動)がスタートします。まずは、新しいメンバーとの関係を構築していかなければなりません。お互い分かり合う姿勢を大切にし、相手の価値観や考え方を受け入れ、自分との違いを認識することを意識しながら進めてください。
「キャリアコンサルタントとの面談によって、フェーズ1で向上した社会人基礎力に気づけたと同時に、今後の課題も見出し、フェーズ2に向けて個人としての能力を伸ばす点でのやる気が湧いた。具体的には、私にとってほぼ初めての本格的なチーム作業を通して、柔軟性や情報発見力といった、他者を理解しつつ自分の意見を主張する、といった能力、また、中間発表という目標に向けた積極的な準備の面での主体性や実行力に関してはスキルアップできたのではないかと実感しているが、一方で疑問を持ち考え抜く力は現状維持な部分がある。先述のように、フェーズ1では上辺だけの浅い考えだったために、各取り組みに根本として関わる軸が見いだせなかった(この取り組みに至った理由は?このネットワークは何のため?を追求していけば企業の基盤となっている共通の考えが浮かび上がったのではないか)という反省から、深く深く調べ考えることを意識して、今後の作業を進めていきたい。中間発表を終えてやり切った感があったが、懇談会、目標設定、キャリアコンサルタントとの面談を通じて、この合同授業はゴールではなくこれからがスタートであるという認識が湧き、内容だけでなくチームワークの面でも考えることが多くなる不安はあるものの、最終発表に向けて今から最善を尽くしていきたい」