学部横断ゼミブログ

2018.07.19

最終報告会

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

7月14日(土)は、授業にご協力いただいた協栄産業㈱、㈱丸高工業の企業担当者をお招きして最終報告会を行いました。今回の発表は一般にも公開し、履修生の保護者の方々、一般の学生などたくさんの聴講者を前に発表を行いました。お忙しい中、最終報告会に参加して下さいました課題提供企業の担当者をはじめとした皆さまに心より御礼申し上げます。

7月9日(月)の授業では、2チームともに『CSR報告書』も最終報告会のプレゼンテーションの内容も完成していませんでした。毎日、授業の合間や夜遅くまでチームで話し合いながら、報告書と発表内容を固めていきました。『CSR報告書』の印刷が終了したのが、2チームともに前日7月13日(金)の夕方、発表内容は最終報告会の始まる寸前まで、修正を加えていました。最後の最後まで、少しでも良いものにしようという姿勢は素晴らしいものでした。

最終報告会後の学生たちの日記を読むと、達成感と高揚感に浸りながらも、反省点も書かれていました。ギリギリまで発表内容が固まらず、2チームともに睡眠時間も削っての作業となってしまいました。

教員からは最後まで、「<何を伝えたいのか>がチームで共有されていなければ、報告書もプレゼンテーションのパワーポイントも完成できない」という指摘が何度もされていました。学生たちは今回の活動の中で、自分の考えを主張できても、相手の意見を受け入れられないと、チーム全体としての発表は完成しないということを実感したのではないでしょうか。

最終報告会を終えてこれからすべきことは、何ができて、何ができなかったのか、しっかりと自分の言葉で意味づけすることです。

この授業では、毎回の授業後に提出する日記や、キャリアコンサルタントの面談など、活動の中で自分自身を見つめることで、生涯学習力に繋がっていく「正確な自己評価能力の育成」を目指してきました。

残りの授業では、チームでの振り返り、個人の振り返りを行いながら、この3か月半の活動を整理し、これからの学生たちの新たな出発に繋げていきたいと思います。

最後に最終報告会を終えての学生たちの日記を紹介します。

「大学ではクラスがないため、こんなに毎日一緒に集まったのも意見を伝えたのも、時にはぶつかり合ったのも、この授業を取っていなければできなかったことだ。結果として上手くいかなかったこともあったかもしれないし、自分もしても反省点はたくさんある。しかしここまで反省することや、後悔することができたことが成長であると思う。このゼミの中で後悔をせずに終わらせることが重要であると感じていたが、そうではないと今感じる。この後悔をこの先の人生でどういかして、いけるのかが重要であると感じる」

「みんなの頑張りを学校で、SNS上で毎日感じる中で、自分は本当に役に立てているのだろうかと不安であった。正直、終わった今でも胸を張って言えないのは、自分の中で後悔があるためだと思う。もっとやれることがあったのではないか、積極的に声をかけるべきだったのではないかと思うところはたくさんある。15人のチームで1つのものを作り上げるという初めての経験をし、その中で自分の役割を見つけるのはとても困難であった。そういう場面だからこそみんなで声を掛け合い、助け合うことが大事になってくるのだと改めて実感した」

【在校生へのお知らせ】2018年度後期履修生追加募集について

授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2018年度後期履修生を追加募集しています。履修対象者は全学年です。
 
詳しくは、3Sの掲示板でご確認ください。
 
 
履修申し込み期間:2018年8月3日(金)まで