学部横断ゼミブログ

2018.06.07
三学部横断チーム*フェーズ2の活動が開始
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

6月4日(月)の2時限目に授業が行われました。学部ごとの調査活動が終わり、今回のゼミから三学部横断チームでの活動であるフェーズ2が開始されました。フェーズ2では7月14日(土)の最終報告会に向けて、担当する企業の『CSR報告書』を実際に作成していきます。
フェーズ2開始にあたり、教員から「ガイドブックをもう一度読み直すこと」「フェーズ2のスケジュールを確認すること」「CSR報告書作成の際の注意事項」などが喚起されました。
フェーズ1での学部ごとの活動と違い、協栄産業担当チームは14人、丸高工業担当チームは15人という大人数でのチーム活動となります。最終報告会まで残り1か月半しかないスケジュールで、どのようなチームを作り上げ、課題にどう向き合っていくのでしょうか。急ぎながらも焦らずに、三学部での活動を楽しんでもらいたいと思います。

今回のゼミでは、2チームともに社会学部の学生から<CSR・CSV>についてレクチャーを受けました。社会学部の学生には、たくさんの質問が経済学部・人文学部の学生から飛び交い、その質問の回答に四苦八苦する場面も見られました。
このゼミではフェーズ1において、各学部の専門性を生かす課題に取り組ませています。フェーズ1で調査したことを説明することで、自分がまだ理解していない部分や、調査不足な部分が露呈されたようです。
疑問が浮かび上がったのであれば、主体的に調査し、その問題にアプローチする手段を具体的にチームメンバーに示していってください。

これから活動していくと、文章を書くのが得意な学生、パワーポイントを作るのが得意な学生、人のサポートが得意な学生と、チームメンバーの長所が分かってくるでしょう。たくさん話し合い、どんどん相手を知る努力をすることで、活動内容が充実することを期待しています。
最後に授業後の学生の日記を紹介いたします。
「今日の授業での社会学部からの説明には至らない点も多く、私たちが前半をかけて学んできたことを一から学ぶ人文学部や経済学部の方たちを困らせてしまったと思う…。しかし、皆あきれたような態度も出さず真剣に私たちの言葉に耳を傾け真剣に考えてくれた。これは本当に嬉しく安心したし、このことは、フェーズ2をこれから進めていくうえでの不安材料を一つ消し、このチームメンバーなら一緒に協力していけそうだという気持ちを起こさせてくれた。また、他学部に教えるということを通して私自身の理解の再確認や再び知識を深めるということが出来た気がした。私たち社会学部にとってもとてもいい機会であったと感じている」
「今日からフェーズ2が本格的に始動した。初回から、フェーズ1とは比べ物にならないほど苦戦をした。今日反省すべき点として、話し合いの進行がスムーズにできなかったことが挙げられる。議論の冒頭においてどの議題を、どれくらい、誰が話すのか、を決めるのは当然である。しかし最初から手探りで議論を進めてしまったため、とても効率の悪い話し合いになってしまった。しかし、この点については授業時間外でチームリーダーを始め司会の方に私から改善点を提案することができた。まだ現段階では、どの方法が正解かわからないが、色々な進行方向を試し、より良い議論ができるようにしたい。一方で、三学部での話し合いだからこそ議論が白熱した場面があった。社会学部がCSR,CSVの説明をしてくれた際、経済学部からの視点で意見を述べることが出来た。また、経済学部としてどのように担当企業の事業をCSRに落とし込むべきかも考えることが出来た。横断ゼミが始まった頃と比べると、議論に参加しながら自分の頭を常に働かせられるようになったと思う」