学部横断ゼミブログ

2018.05.30
中間発表会に向けてプレ発表を行う
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月28日(月)2時限目に授業が行われました。今回は6月2日に開催する中間発表会のプレ発表を行いました。4月中旬から調査してきた内容を自分たちなりの視点でまとめあげて発表することが目標です。教員からは「結論への導き方がおかしい」「軸が出来ていない」と厳しい指摘がされていました。
中間発表会の各学部の課題は次の通りです。
経済学部:業界の特徴や競合企業比較を交えながら、担当企業の事業内容を多角的に分析する。
人文学部:経営理念、キャッチコピー、ロゴマーク等のCIや、さまざまな企業を紹介しているもののデザイン(CM、ポスター等)を通して、企業風土を調査分析する。担当企業の企業理念が人事制度・福利厚生などの企業文化にどのように寄与しているのかを探る。
社会学部:CSRとCSVという概念を調査。各企業での実例を調べたうえで、CSR報告書の典型的な構成を明らかにする。担当企業が地域や自然環境など顧客以外の社会に対してどのような取り組みを行っているかを調査する。
どの学部の課題も、容易には結論までたどり着くことはできません。

中間発表会の内容は、チームで話し合いながら決めていきます。チームワークが取れていないと思うところは、今回のプレ発表では思うようなパフォーマンスが出てきませんでした。これから中間発表会までの短い期間をどう乗り越えるのか、もう一度チームで考えてみましょう。

教員からは「まだまだ改善の余地あり」と指摘は受けたものの、どのチームも前回よりも格段にブラッシュアップされていました。伝えたい事を第三者に分かりやすくするために、どのような言葉や図で表現すればいいのかと、数日頭を悩ませることになるでしょう。
「調べたことは全部盛り込みたい」と思う気持ちを抑え、<何を見せ、何を見せないのか>を良く考えて取捨選択していきます。
生みの苦しみの後には、その壁を乗り越えることができた<充実感>や<楽しさ>が待っています。
今回のプレ発表からどれくらい前進したものを、中間発表会において企業担当者の前で発表できるのか期待しています。
最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「プレプレ発表後、環境展にも行き、そこで知り得た情報を生かして発表内容の流れを大きく変えた。この一週間、メンバーで試行錯誤を繰り返し、担当企業における企業文化と企業風土は何か、そしてその繋がりを模索してきた。プレ発表は、内容的にはプレプレ発表より、明らかに進展していた。しかし聞き手側からはまだ軸にインパクトが欠けているようであった。チームとしては軸を定めたつもりであったが、第三者への伝え方に工夫が必要であると感じた。私たちが考えた軸を第三者が明確に理解できるようにし、私たちの発表の意図が見えるように修正していきたい」