学部横断ゼミブログ

2018.05.17
チームで活動するということ
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月14日(月)2時限目の授業が行われました。6月2日(土)の中間発表会までの時間が刻々と迫りつつありますが、まだまだチームワークがうまく取れていないと感じさせる場面も見られました。
三学部横断型ゼミナール・プロジェクトでは、学部ごとの活動であるフェーズ1も三学部横断の活動となるフェーズ2においても、チーム活動を基本としています。チーム活動を通して、<他者理解と円滑なコミュニケーション>ができるようになることが目的です。
現在の活動はフェーズ1ですが、同じ学部だからといってうまく進むとは限りません。なるべく知らない学生同士が同じチームになるように編成しているためです。また今年度前期は2年次生以上が履修できるようになることで、学年の壁も存在しています。
知らない者同士での作業は、意思疎通がうまくいかないことに加え、一人ひとりの課題に対する見通しやチーム活動に対する考え方の違いなど、チームワークが思うよう取れない要因が存在しています。
学生たちがチーム活動に戸惑いを感じている中、教員からは「まずはSNSでチームメンバーの日記を確認して、相手の状況を確認してみよう」という声かけがされていました。

月曜2時限目のゼミの時間は、他のゼミや部活・アルバイトなど忙しいチームメンバーと話し合いができる貴重な時間です。それぞれ調査してきた内容を基に、授業中に「何をどこまで決めるのか」を明確にして話し合いができているでしょうか。ただ闇雲に話し合うのではなく、着地点をチーム全員が共有しておくことが必要です。そしてチームでどのように効率よく動くかも考えます。
受け身の活動ではなく、一人ひとりがチームメンバーと積極的にコミュニケーションを取ることでチーム活動が円滑に進むようになると、個人ではたどりつくことができない大きな達成感を味わうことができるはずです。
まずは中間発表会まで妥協することなく、精一杯やってもらいたいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「企業とステークホルダーの関わり合いや環境面以外でのCSR活動は何かについてなど、調べれば調べるほどわからないことが出てきて、何とかなるだろうという安易な気持ちから、このままでは中間発表に間に合わないのではないかという強い危機感に変わっていった。ここ最近、自分がするべきことが何かをしっかり把握しておらず、活動に中途半端な気持ちで臨んでいたことがこのような結果を招いてしまったのだろうと考えている。今一度原点に立ち返り、フェーズ1のまとめに向けて自分のやるべきことを確認し、チームのために頑張っていきたいと思う。また、分からないことは自分一人で抱え込まずにチームの皆に相談するなどして、情報共有をやる必要があると感じた」

「今回の話し合いでは何を優先的にすべきか分からないという雰囲気がグループの中に現れてしまい、深い話し合いができていなかったように個人的に感じた。自分自身への戒めの気持ちも込めて書くが、私たちのグループは、今まず改善すべき点が、チームとしての在り方にあるのではないかと思う。きっと個々ではきちんと理解していたりするのに、特定の人が指示を出したり、割り振っていかないと動かなかったりするのが、あまり良い部分ではないと感じた。私は、それを感じてから、授業後の午後のミーティングでは、みんなが話し合いに携われるように行動したつもりである。全員が自分がリーダーであるといったようなスタンスで、話し合いに臨んでいくべきであるのではないかなと思った」