学部横断ゼミブログ

2018.04.18
自分の役割を考える
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子


このゼミではチーム活動を効果的に進めていくために、次の5つの役割を設けています。
チームリーダー
サブリーダー
プロジェクト管理者
SNS管理者
ドキュメント管理者
自分がチームで貢献するために何をしていけばよいのか、まずは自分に与えられた役割から考えていきます。一人ひとりが役割をこなしていかなければ、チームが機能不全を起こす可能性があります。チーム内における役割葛藤は時にはつらいこともありますが、それを克服するプロセスが学生を大きく成長させていきます。
決定した役割ができるかどうかと不安そうにしている学生には、教員から「大変なことはお互い協力し合うように」という声掛けがされていました。
学生の成長をサポートする体制として教員はもちろんですが、キャリアコンサルタントとの3回の面談もあげることができます。キャリアコンサルタントは、個人だけではなくチーム全体の成長をさまざまな視点から洞察させ、学生に気づきを与えていきます。

次回の授業(4月21日)では、第1回目のキャリアコンサルタントとの面談があります。教員からは、面談資料となる提出物をしっかり書き上げるように説明がありました。
次回授業では、ご協力いただく企業担当者の方々をお招きして懇談会も行います。早速、自分が担当する企業についてホームページなどで概要を調べ、レジュメにまとめてきた学生がいました。その行動を見て、「待っているだけではだめだ」と気付いた学生も多かったようです。
通常の授業のように与えられた課題を自分なりに理解していく作業ではなく、この授業では自ら何をするべきなのかを考えて行動していくことが求められます。できなかったことに自信をなくすのではなく、チームメンバーの良いところを真似していくことで、少しずつ力をつけていってほしいと思います。
最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「本日の役割分担では、自らリーダーを志望した。それは、責任ある立場に置かれることによって主体性を含めた常日頃の意識改善をしたいと思ったからだ。自己の成長も大切だが、もちろんメンバーに迷惑をかけることはできない。このチームメンバーは皆とても優しく協力的で、かつそれぞれ主体的に行動できる方たちなので、自分の課題点は早急に改善し、少しでもチームに貢献できる人物になろうと心から思った」
「今日の学部別の5人グループの話し合いで良いと感じたことは、役割を決める際に「誰がどの担当になっても結局みんなで助け合って進めよう。」という意見が出たことである。役割は決まったがそれぞれに任せっきりになることなく助け合いながら進めていくチームになれる予感がした」