学部横断ゼミブログ

2017.12.19
最終報告会
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月16日(土)、企業担当者の方をお招きし最終報告会が行われました。最終報告会は、来場者に作成した担当企業の『CSR報告書』を配布し、そのコンセプトやオリジナリティ、担当する企業の今後のCSR活動に対する提案を行うといった今までの活動が試される一日です。最終報告会は一般にも公開され、武蔵大学生や保護者など多くの方々にご来場いただきました。

12月11日(月)の授業の際のプレ発表の後も何度も教員からのダメ出しがあり、1チームは最終報告会前日に、もう1チームは当日に慌ただしく『CSR報告書』が完成しました。「もしかしたら最終報告会に間に合わないかもしれない」と不安を感じながらの作業だったようです。
間に合ったことに安堵し、たくさんの充実感を感じた一方で、たくさんの反省点も残ったようです。

この授業はチーム活動の中で『CSR報告書』を制作する中で、社会人基礎力の育成も目的としています。チームでの活動はチームメンバーにパワーをもらうこともありますが、チーム活動がうまく進まないときには、「自分一人だったら楽なのに」と思うこともあります。チーム活動はとても心を使い、ときには自分と他者の心を動かすことは多くのストレスや不安を感じさせます。
チーム活動を通して、いろいろな感情を感じたと思います。その中で自分の強みや弱みも感じたことでしょう。この経験がどう今後活かせるのか、今後の授業の振り返りの時間で考えていきたいと思います。そして、今後の自分を支える力の一つになるようにしてください。

最終報告会後の日記を紹介します。
「何度も何度も指摘を繰り返し訂正し、という作業を行っていくと、自分の中では少しずつ明日への自信がついてきた。本番は、担当企業の皆様に加え、多くの人が聞きに来る状況に、気が引き締まる気持ちで、発表を聞いている際は、みんなの声を洩らさずに言えてるか、きちんとパワーポイントが動いているか、ハラハラした気持ちで見ていたが、終わってみると担当企業の皆さんのあたたかいお言葉に、すごく救われた気がした。自分達が苦労して決めたテーマや、今後の提案を、とても新鮮そうに良かったと言ってくださったことが、何よりも嬉しく、何度も何度も話し合って、確認しあって決めてきてよかったなと思った。
この達成感は決して忘れないと思う。
もうすぐ、この授業が終わってしまう事に寂しさを覚える。あんなにも毎日集まって、話し合った日々、相談したった日々、それらは確実に自分を成長させていると思った。そして、チームにすごく恵まれていると感じた。この関わりは決してなくさず、苦労の日々を分かちあった仲間として大切にしていきたい」
「最終報告会まで活動してきて社会人基礎力の必要性を学ぶ事ができた。まずそれぞれが主体性を持って積極的に行動を起こし、それを踏まえた上で相手の意見を取り入れる柔軟性などが必要だと感じた。また人数が多くなるほど、それぞれがどのような状況なのかを把握する状況把握力も必要だと思う。私はフェーズ1で課題発見力が足りないと感じていて、自分の調査が足りないことで、現在の状況を把握できてないと思った。そのため、フェーズ2では現状を把握しつつ、自分にできること、考えるべきことを考え、様々な事を調べ、課題が何かを発見することができたと思う」
最後になりましたが、お忙しい中、ご来校いただきました課題提供企業である東芝プラントシステム株式会社と日本リック株式会社のご担当者の皆さまに、この場をお借りして御礼申し上げます。
【在校生へのお知らせ】2018年度履修希望者対象ガイダンス実施について
授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2018年度履修希望者対象にガイダンスを開催いたします。
詳しくは、3Sの掲示板でご確認ください。
ガイダンス開催日時:2018年1月31日(水) 11時30分~12時30分 6201教室