学部横断ゼミブログ

2017.10.19

迷走する話し合い

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

20171016

10月16日(月)2時限目に授業が行われました。中間発表会まで今回を入れて授業は残り3回となりました。

 

そろそろ発表の軸となるものを集めた資料から探りあてていく時期になってきました。しかし、調査した内容を分かったつもりで進めていくうちに、今何をしているのか、目的が何だったのか、迷走しているチームも出てきました。教員からは「ガイドブックの課題の内容をもう一度読んでみて」「そもそも何を伝えたいの」と確認される場面が見受けられました。

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手当たり次第に集めた資料が次につながり、チームで情報共有をしていくうちに、点であった情報が線となり面になっていきます。欲しい情報は簡単には得られないことも多いようです。自分の分担された情報はどんどん掘り下げて、チームで情報共有をしていきましょう。

 

迷走しているチームは、チームの話し合いも低迷し笑顔が少なくなっていました。各自が情報収集し分析していく一方、チーム構築にも力を注いでいかなければ、いい発表はできません。活発な話し合いをしているチームを聞いていると、「なぜ」をとことん追求していっていました。根拠を示しながら、じっくりとチームで話し合い考え抜く中で、物事を多面的にとらえていく様子が伺われました。

 

今週末は四大学運動競技大会、再来週には白雉祭とイベントが続き、部活やサークル活動が忙しい学生もいるようです。体調に気を付けながら、活動してください。

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最後に学生の授業後の日記を紹介します。

「意見をする人の偏りに関して前回の反省を生かそうと、まず私自身が今日の授業で何をやるか、話の始め方はどのようにするか話す前に考えをまとめるように先週の授業外の集まりから心がけることにしているのだが、なかなか上手くいかない。「次はどうするのか」「次は○○をしたほうがいいのではないか」といった声に対して、皆が意見してくれる嬉しさ反面、いたりなさを感じている。その点に関しても気を抜かず、今後も改善策を試行錯誤しながら進めていきたい」

 

「突破口が見えないときに、視野を広く持ち、新しい視点で見ることが重要になってくると思うが、自分にはまだまだそれにつながる想像力や発信力が足らないと感じている。一つのことにとらわれすぎずに、全体像を捉えることを意識していきたいと思う。メンバーの見習いたいところをどんどん吸収して、自分の成長にもつなげていきたい。そして改めて限られた情報源から、調査をする難しさを実感しているが、そうした中で自分たちなりの答えを見つけられれば達成感にもつながると思うので、めげずに頑張っていきたい」