学部横断ゼミブログ

2017.06.07

中間発表会を終えて

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

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6月3日(土)は2時限目~5時限目に授業が行われました。今回は、中間発表会・企業担当者との懇談会・キャリアコンサルタントとの面談・フェーズ1の振り返りと盛りだくさんの内容でした。

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午前中の中間発表会では、アイリスオーヤマ担当チームと共立メンテナンス担当チームの経済学部・人文学部・社会学部それぞれの調査結果を発表しました。企業担当者の方々からは「SWOT分析はもっと掘り下げられると思う」「ロジックを積み重ねて調査してくれたことが嬉しい」など様々な感想や意見を頂きました。
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午後には1時間ほど企業担当者を囲んでの懇談会を行い、中間発表会での発表内容により詳細なフィードバックを頂くことができました。

お忙しい中、大学まで足を運んで下さいましたアイリスオーヤマ株式会社と株式会社共立メンテナンスの担当者の皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

5月29日(月)の授業中に行われたプレ発表では制限時間(15分)をオーバーしていたり、情報量が多すぎて伝えたいことが伝えきれていない発表内容だったりと、各チームまだまだ改善点が教員から指摘されていました。しかし中間発表会までの5日間、「よりよい発表がしたい」という強い気持ちで改善に改善を重ねていました。あきらめないその姿勢を今後も大切にしてほしいと思います。

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授業開始の4月のころと比べて、課題提供企業に対する知識もそれぞれの学部からの専門的視点からの考え方も、ものすごい進歩を遂げたのではないかと思います。またチーム作業の中では、一人で仕事を抱えてしまったり、チーム状況をしっかりと把握できなかったりと、チームで動く難しさも感じたようです。

 

午後のフェーズ1の学部ごとの活動での振り返りでは、チームで「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」について、またそれを受けて学部横断チームとなるフェーズ2でどのように活動したらよいのかについて話し合いました。同時並行で行われたキャリアコンサルタントの面談においても同じように振り返りをしながら、プロのアドバイスをもらいました。

この授業では「振り返り」の時間を大切にしています。立ち止まって活動を振り返る中で、自分の強みや弱みを洞察することで、より効果の高いゼミ活動を行うことができます。

 

今回の中間発表会で満足した発表ができた人もそうでない人も、まずは一つ中間発表会をやり遂げたということをエネルギーに変えて、フェーズ2では更なる成長につなげてください。

最後に中間発表会後の学生の日記を紹介します。

「人文の課題を意識しつつ、自分たちの考えをどうやって表現していくのか、どのようにして伝えればいいのかを考え、グループで中間発表の当日朝の7時に集まるなどギリギリまで取り組んでいた。そのことによって、伝えることの難しさ、そして自分たちの(人文学部の)専門—文化や風土を勉強することーの奥深さそして重要さを実感した。練習や話し合いを何度も重ね、情報を集めることなどにも取り組んでいたが、いざ中間発表となると、緊張してしまって、原稿通りや練習のように読めなかったり、他のグループの発表に善い点ばかりを見て、自分たちの発表に不安を感じたりとすることがあった。自信を持つということも大切だが、自分たちが「これで悔いはなし」というような課題解決への取り組みをフェーズ2では行っていきたい。そして、フェーズ1での反省点を生かしていきたいと感じた」

 

「キャリアコンサルタント面談では、わたしは社会人基礎力前半振り返りシートでほとんどの能力を<変化なし>としていたが、自分を客観的に分析できている時点で成長している証拠だと言われ、少し自信がついた。この短い期間だったのであまり成長は実感できていなかったが、自分のマイナスの面ばかりを見るばかりではなく、プラスの面も探していくことが大事だと思った」