学部横断ゼミブログ

2017.04.27

フェーズ1スタート

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

20170424-3

4月24日(月)の2時限目に授業が行われました。経済学部・人文学部・社会学部それぞれの担当企業チームに分かれての最初のゼミでした。

 

この授業では中間発表会までの学部ごとのチーム活動をフェーズ1、中間発表会以降の三学部横断チームでの活動をフェーズ2と読んでいます。なぜこのように前半と後半の活動を分けているかというと、「CSR報告書の作成」という課題を解くだけではなく、その課題を通して、学生が自分の学部で日々勉強していることは社会でどのように役に立つのか、どうすれば役立てていけるのか、を立ち止まって考えるためです。そのため、フェーズ1では各学部の特性を生かさなければできないような調査課題が与えられています。

20170424-2

ゼミの課題に取り組むことを通して、知識は覚えるだけでなく、それを組み立て直したり活用することの大切さ実感させていきます。「普段勉強していることが実際の問題解決に役立つのか」と学生たちは思うこともあるようですが、応用の仕方次第で実学に役立てられるものがたくさんあることをプロセスで気付くことができます。
ゼミの進行にあたっては、学部の担当企業チームごとに次の役割分担を学生間で決める体制を敷いています。

チームリーダー

サブリーダー

SNS管理者

プロジェクト管理者

ドキュメント管理者

20170424

役割分担を決めることで、チーム活動の中でお互いをカバーし合う状況を作っていくことが理想です。

フェーズ1ではまずは3名~5名という小規模のチーム活動に取り組みます。チーム活動を円滑にするためにどのようなコミュニケーションを取るといいのか、調査した内容をどのように情報共有して一つの意見にまとめればいいのか、まずは手探りでの活動です。

今回の授業でもチームリーダーを中心に積極的に話し合う姿が見受けられました。

 

6月3日の中間発表会まで1か月しかありません。ぜひ一人ひとりが未知の世界に触れていくことを恐れずに、どんどん自分達の今まで学んできた知識を応用して課題に取り組んでください。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。

「私は、前回の合同授業のキャリアコンサルタントとの面談の時から、サブリーダーとしての役目について考えていた。皆それぞれ重要な役割を担っているが、特にチームリーダーのように皆を引っ張っていくというのはそれだけでも大変な役割だと思う。そういう時こそ自分の役職は、リーダーをサポートし、周りに目を配って、自分がいま何をすべきか、という状況把握力を伸ばしていかなければ、務まらない役職だと思った。各自それぞれやることの分担をしたので、次回の集まりまでに自分の担当は不足がないように調べることと、今回の反省を生かしてしっかりサブリーダーとしての働きしたい」

 

「チームメンバーがそれぞれの役割分担したことを調べてきており、メンバーの実行力を感じた。逆に、自分は課題にしていたことを他のメンバーに比べると調べきれていなかったと感じた。自分がそのことを調べきれなかったということは、実行力の無さでもあるが、計画力の無さでもあると思った。これは土曜日に行われたキャリアコンサルタントの方との面談でも指摘されたことだった。実際に課題に対してかかる時間と、自分で想像していた課題に対してかかる時間のズレがあり、調べきれなかったということが生じてしまったのだと思う。今週からそのズレをなくせるように行動していきたい」