学部横断ゼミブログ

2016.12.20
最終報告会
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

12月17日(土)は1201教室で最終報告会を行いました。
課題は、担当企業の《CSR報告書の作成》と《今後のCSR活動とCSV活動について提案をする》です。
最終報告会では実際に制作したCSR報告書を自分たちで簡易印刷したものを、来場した企業担当者や学生・教職員・履修生の父母の方々に配布し、報告書の構成に沿って1チーム30分間のプレゼンテーションを行いました。お忙しい中ご来場いただきました皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。


この授業は異なる専門性・価値観をもつ三学部(経済学部・人文学部・社会学部)の学生同士が一つのチームを構成し、「CSR報告書の作成」という課題に向けて取り組む中で、同一学部内のゼミでは経験したことがないチームワークやリーダーシップ、自己管理力を育成することを目的としています。
知らない学生同士で新しい人間関係を構築しながらチーム活動を進めていく中では、なかなか思うように進まない時もあったようです。

「言いたいことがうまく言えない、伝わらない」という状況の中で、チームメンバーにどこまで自分自身をさらけ出すのか、どこまで仲間を頼ったらいいのかという壁にぶつかっていました。しかし「よりよい発表をしたい」という気持ちがどんどんメンバーに伝わったのか、最終報告会直前にはお互いを認め合い、チームのパワーが高まっていく姿を目の当たりに見ることができました。
なかなか自分の意見に自信が持てない学生が自らの壁を破り、意見を発信しようと努力している姿はとても輝いて見えました。お互いの考えていることを理解し合う中で、チームメンバーとの関係性も深めることができます。人の心を動かすためには、まずは「伝える」ということが大切だということを改めて感じることができました。
最終報告会後の学生の日記を見てみると、「やりきった」「もっと仲間を信頼すればよかった」など感想はさまざまです。密度の濃い経験をしたからこそ、今回の経験をしっかり自分の言葉で意味づけして、これからの自分を支える力の一つになるようにしてください。
最後に学生の日記を紹介します。
「フェーズ2に入ってからは人数が3倍以上増え、個性ある13人で1つの目標に向かい進んでいく過程の中では、学ぶことが多すぎた。13人の中でも、話し合いを中心になって進めてくれる人、いつも話をまとめてくれる人、まとめたものを記録してくれる人、適切なタイミングで的確な発言をして軌道修正してくれる人、想像力豊かで様々なアイデアを出してくれる人など、一人ひとりが違う良さをもち、それぞれの良さが積み重なりあって最終報告会の形になったのだと思うと、達成感とみんなの力のすごさをひしひしと感じることができた」
「発表が終わり、一人一人様々な感情があると思う。思い通り行かず涙を流した人もいた。しかし、それは発表に向けて全力を注ぎ、一生懸命頑張った証であると思うし、そういう人は本当にかっこいいと心から思った。発表が終わったからといってだらけるわけではなく、何を学んだか、これからどうすればいいのかをゆっくり考え、「これから活かしていく」ことを明確にして残りの横断の授業を過ごしていきたい」
【在校生へのお知らせ】2017年度履修希望者対象ガイダンス実施について
授業「学部横断型課題解決プロジェクト」では、2017年度履修希望者対象にガイダンスを開催いたします。
履修対象者は、前期は次年度3年次生、後期は次年度2、3年次生です。
詳しくは、3Sの掲示板でご確認ください。
ガイダンス開催日時:2017年1月30日(月) 12時~13時 8604教室