学部横断ゼミブログ

2016.11.30

最終報告会に向けて大詰めの議論

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

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11月28日(月)の2時限目と3時限目に授業が行われました。

12月17日の最終報告会までの授業は今回を入れて残り3回となり、いよいよ授業も大詰めに入ってきています。

 

来週は最終報告会で配布する担当企業の『CSR報告書』の初校を教員に提出します。編集方針、構成、コンテンツ、デザインなど担当企業にふさわしい内容にするために、チームでの話し合いで決めていきます。そろそろ実際に記事を書き出し、見出しやキャッチコピーなども考案していかなければいけない時期になってきました。教員からも「これから大変な作業になるが、その大変さはこの授業の醍醐味。楽しみながら取り組んでほしい」と檄が飛んでいました。

これからはCSR報告書作成の作業に集中するあまり、チームメンバーの困っていることや作業に乗り遅れている人に気付かないということも出てくるかもしれません。まわりにも気を配ることも大切にしてほしいと思います。

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一つの課題を12~13人という大人数で取り組むことは、ほとんどの学生が始めてだと思います。自分の意見が思うように伝わらずもどかしさを感じたり、チームメンバーの発言や行動力に圧倒され自分自身がチームに貢献できていないのではと不安を感じたり、いろいろな感情が出てきているようです。

チームメンバーと向き合うためには、自分自身と向き合うことが求められます。自分の得意なことや不得意なことを改めて見つめなおすと意外な発見があるかもしれません。

苦手なことが急にできるということは難しいですが、それを克服するためにどうしたらいいのか、立ち止まって考えてもらうために、授業後に日記を書くということを課しています。学生がこの授業を通して、少しずつ自分の変化を感じることができればと思います。

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各チーム、担当する企業への訪問の調整も進めているようです。実際、働いている方々を目で見て、企業の方から直接話しを聴くことで感じることがあるはずです。五感をフルに使って引き続き頑張ってください。
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最後に授業後の学生の日記を紹介します。

「横断ゼミが始まりすでに2ヶ月が経ち、最終報告会まで残り3週間を切った。CSRについての理解も、担当企業の名も知らなかった2ヵ月前が、つい昨日のことのようにも、だいぶ前のことのようにも感じる。そして、最近、頓に自分の成長を感じる。そう感じる理由は三点ある。第一に、いままでは気にも留めなかった何気ない街角の広告のデザインや、テレビCMやインターネットで流れるキャッチコピーなどに自然と関心が向けられるようになったこと。第二に、CSR・CSV・経営戦略という観点から、自分のバイト先などの企業の行動を見れるようになったこと。そして、第三に、横断ゼミで得た知識や経験を、日々の生活のなかで使えるようになったこと。これらはすべて横断ゼミで学び、反省し、振り返ってきた結果、できるようになったものだと感じる。「知識を得れば、世界の見方が変わる」なんて文言が存在するが、身をもってそれを実感した」

お知らせ・12月17日 最終報告会

三学部横断型ゼミナール・プロジェクト(授業名「学部横断型課題解決プロジェクト」)の最終報告会を開催します。

どなたでも聴講することができますので、ぜひご来場ください。

12月17日(土) 13時~15時20分 武蔵大学1号館 1201教室

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