学部横断ゼミブログ

2016.06.08

中間発表会

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

20160604月3

6月4日(土)は課題提供企業4社の担当者の方々をお招きして中間発表会を行いました。4月から約1ヵ月半かけて各学部に分かれて調べた結果をプレゼンテーションしました。

 

フェーズ1の各学部の調査内容は次の通りです。

経済学部:企業の業務や経営の分析

人文学部:企業理念や企業風土の分析

社会学部:CSRとCSVの概念の調査

企業担当者の方々からは、「発表に自分たちの視点が入っていたことが良かった」「発表の軸が分かりづらい」「新しい発見・課題を発表してほしかった」とたくさんのコメントをいただきました。この場をお借りして、お忙しい中ご来校いただきました企業担当者の皆様にお礼申し上げます。

20160604月2-3

学生たちは調査したことから、考えたこと感じたことをチームで議論して一つにまとめていき、それを発表しました。ゼミや学科も違うメンバーと短期間で協力して問題を解決していくことは、想像以上に大変だったようです。その過程でいろいろな葛藤があったようですが、よりよい発表をしたいという前向きな気持ちがとても伝わってきました。

今回満足した発表ができた人もそうでない人も、今感じている感情をエネルギーに変えて、これから始まるフェーズ2の活動につなげてほしいと思います。

20160604月2-4
午後は企業との懇談会のあとに、第2回目のキャリアコンサルタントとの面談と各チーム学部に分かれてフェーズ1の振り返りを行いました。各チームでの振り返りでは、チームメンバーに対してポジティブな面とネガティブな面の両方からフィードバックを行いました。
20160604月3-2
自分から見た自分、仲間の目に映る自分、キャリアコンサルタントとの会話、この3つの視点から自分を見つめ直すことでより深く自己分析を行うことができます。自分の強み、弱みを発見し、それを指針に活動に臨むことで、効果の高いゼミ活動を行うことを目指しています。

最後に学生の授業後の日記を紹介します。

「達成感とともに、思い残す部分もある。自分たちの発表では、とても緊張したが今の自分たちの力を発揮できたと思う。しかし他のチームの発表を聞くと、こんな見方もあったのか、もっとここを調べればよかったなどといった点もあり、自分たちの見ていなかった視点や意見に触れられて新鮮だったし新たな発見になった。色々な角度から見つめなおして今回の反省をフェーズ2につなげたい」

 

「チームメンバーは全員仕事のできる人たちだったが、チームワークという点ではうまく動くことができなかった。特に私は、それも言われるまで気づくことができなかった。フェーズ2ではお互いに足りないものを指摘し合い補い合いながら作業をチーム意識を持って進めていきたいと思った。自分で仕事を進めるときは努力すれば自分の想像通りに事を運ぶことができるが、チームで仕事をするときは相手の考え方は自分と異なり行動も異なるため、自分の想像通りに事が運ぶことはまずない。自分の想像通りにいかないことを前提にして、お互いの考え方や価値観を知り、お互いが納得できる、チームでの作業ができるように努力したいと思った」

 

中間発表会でフェーズ1が終わりました。いよいよ学部横断で一つのチームを構成したフェーズ2の活動が始まります。