学部横断ゼミブログ

2016.05.19
壁を乗り越える
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

5月16日(月)の2時限目と3時限目に授業が行われました。どのチームも6月4日の中間発表会にむけて、発表する内容や構成について話し合っていました。

経済学部・人文学部・社会学部にはそれぞれ与えられた課題は違いますが、共通して言えることは<チーム独自の視点を持った発表>ができるようにチーム全員で考えることです。教員からは「プレゼンで何を言いたいのか」「核となるものは何か見えてこない」と授業中に声がかけられていました。今は<産みの苦しみ>の中にいますが、妥協せずにチームで話し合ってほしいと思います。

この授業では課題を通しながら、企業の方、チームメンバーとうまくコミュニケーションを取っていくことを学びます。実際にチーム活動をしてみると、うまく事が進まないことに戸惑いますが、そこでコミュニケーションをとることを避けていては前には進みません。チームメンバーを認めること、そのために話を良く聴くこと、自分の殻を破ってみることなど、できることはたくさんあります。中間発表会に向けて、一人ひとり「壁を乗り越える」ことが実感できるように頑張ってください。
最後の授業後の学生の日記を紹介します。
「最近は横断ゼミ内で自分の意見や提案をみんなにできるようになった。これまでは専門ゼミでもあまり自分の意見を言えなかったがこれを機に専門ゼミでも積極的に発言していきたい。少しでも社会人基礎力の主体性が身につくといいなと思う。またそれぞれの意見が飛び交う中で互いに協調性を持ち、互いの意見を尊重し合うことも大切だと感じたためこれを横断ゼミだけでなく普段から大切にしていけるようにしていきたい」
「みんなで意見を挙げていく過程で、自分の考えと他のメンバーと意見が合わないことがあり、自分なりに考えを伝えたつもりがあまりうまく伝えられず意見を取り入れてもらえなかった部分がありました。以前から目標としている傾聴力の向上を意識するあまり、自分の発信力を抑えてしまい最近の自分は主体性が失われていることに気づきました。以前から自分とは異なる考えを持っている相手の意見をあまり素直に聞くことを苦手としていたので、この機会に傾聴力を挙げることばかりを考え、相手の意見を理解することばかりに徹していました。その結果、自分の意見を抑えるという間違った方向に進んでしまっていたことにこの段階で気づけたのは幸いなことだと思うので、今後また意識を変えていきたいと思います」