学部横断ゼミブログ

2015.12.22
最終報告会
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子



最終報告会後の学生たちの日記は、充実感とともに反省点についても書かれていました。100%の発表を目指してもなかなかそこに到達することは難しいものです。今回反省したことは次回何かの機会に、やりきったと感じたことは自信につなげてほしいと思います。

この授業では学部横断でひとつのチームを構成し、担当する企業のCSR報告書を作成するという課題に取り組んでいます。同じ大学生なのに、学部が違うだけで課題解決のアプローチが違い、CSR報告書作成のプロセスの中で意見をどうすり合わせていくのか、学生たちは悩みながら進めていきました。そこでキーとなるのは「対話」だったと思います。自分とチームメンバー、企業担当者の方々、教員としっかりと対話し、お互いが深い信頼性を築いていくことで、多くの課題を解決していくことができたのではないでしょうか。
残り2回の授業では、9月からの授業の振り返りを行っていきます。今までの活動を隅から隅まで思い出し、自分の持っている力はどう生かされたのか、またはだめだったのか考えてほしいと思います。
最後に最終報告会後の学生の日記を紹介します。
「この約3カ月、顔も名前もしらない人たちが集まり担当する企業に対して必死になり取り組んできた。その中で生まれた友情、絆、葛藤、後悔は、私たちを強くさせ、今までの大学生活で一番充実した期間であったと胸を張って言える。正直本当につらい期間もあったし、何をしても進まない時期もあった。ただ私が常に念頭に置いていた、「人任せにしない、自分から動くこと」は実行できた。どんなに迷走しても絶対に投げ出さない、逃げない、自分の頭で考え行動することができた。それも、すべて私一人ではなしえなかったことであり、支えてくれた仲間、頼ってくれた仲間、鼓舞しあえた仲間がチームのみんなであったからだと私は思う」
「このゼミで財産になったと思うことも多々ある。それはよくも悪くも自分のことを知ることができたということである。自分にできないこと、至らないところはいやというほど知ることができたし、逆に自分の強みみたいなものもうっすらとではあるが少し理解できた気がする。自分のことが全く分かっていなかった3か月前に比べればこれは大きな進歩だと思う。後は強み、弱みどちらも磨いていくことは前提で、自分を客観視しながら強みを生かせる環境を意識的に選択していく、弱みが発揮されにくい環境を選択することもできる。将来の選択をするうえでとても大切なことを知ることができた」