学部横断ゼミブログ

2015.11.25

共通認識を作り出す

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

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11月23日の2時限目と3時限目に授業が行われました。フェーズ2の授業も最終報告会まで残り3回目となりました。
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各チームともに議論は活発に行われていました。ただし、議論している内容が堂々巡りをしているように感じました。フェーズ2の課題は「どのような視点から担当企業の社会的役割や責任を紹介すべきかを決定し、その決定した枠組みに従って3学部が合同でCSR報告書を作成する」とガイドブックに書いてあります。一つの読み物として、CSRや担当する企業の自分達の見解をどう表現していくのか、しっかりとチームで<共通認識>を作り出した上で、作業を進めることが求められています。
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学生たちはCSR報告書で伝えたい軸を作り、それを基点にさまざまな材料を整理しようとしています。その軸に対して<共通認識をもつ>ということは意外に難しいようです。人はそれぞれ異なる視点を持っていることを認めた上で、コミュニケーションをとることが大切になってきます。他者と理解し合いながら物事を進めていくは難しいことですが、分かり合ったときの楽しさや喜びを感じてほしいと思います。
円滑なコミュニケーションをとり、情報や考え方を共有するためにはどうしたらいいのでしょう。最終報告会まで時間のない中、これからの時間を一人ひとりがどう過ごすかで、CSR報告書の内容もチーム状況も変わってきてしまいます。その自覚を持って、チーム活動に挑んでください。
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先週からご協力いただいている企業への訪問もさせていただいています。しっかりと取材することで、更なる情報の引き出しを可能にし、より深い理解につながることになります。取材内容が十分に報告書に生かされることに期待しています。企業訪問に対応してくださいました担当者の皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

最後に学生の授業後の日記を紹介します。
「横断が始まるとき先輩が言っていた「脳に汗をかく」ということに今直面している。担当企業が望んでいるCSRと私たちが考えるCSRは果たしてリンクしているのだろうか。今現在行っていることを提案しても意味がない。客観視してチーム全員一丸となって取り組んでいきたい」

 

「もう一つの課題は、15人全員が共通の認識をできていないという点だ。特に、キャッチコピーに関しては、それを使用するかどうかといった初歩的なところでの認識がそれぞれ違った。15人で活動をしていく上で認識の統一をすることは、一貫性のあるCSR報告書をつくるためにとても大事であると考える。授業時間外で話し合いに参加している人たちは共通理解していても、参加率の低い人は理解できていないということもあるので、こまめにSNSにアップして未然にずれを防ぎたい。また、今日の活動ではあまり話が進まなかった。15人揃うことができる授業時間を有効的に使えるよう、授業が始まってから考えるのではなく、なにを言ったり、聞いたりしたいのか事前に考えておこうと思う。そうすれば時間のロスが減らせるはずだ」

 

最終報告会のご案内
12月19日(土) 13時~15時20分 1201教室、1203教室(入退場自由・予約不要)