学部横断ゼミブログ

2015.07.22
他者評価
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子
7月18日(土)はチームごとに分かれて他者評価を行いました。
各メンバーが本授業を通して最も伸ばすことができたと思う能力(社会人基礎力)をチームで話し合った上で一つに絞ってきます。伸びたと思われる複数の候補の中から一つに絞っていく話し合いを通じて、活動の振り返りをしてもらいたいという狙いがあります。
他者評価と同時並行で3回目のキャリアコンサルタントとの面談を実施しました。面談前に提出した振り返りシートの記入内容に基づいてプロとじっくり話し合うことで、これまでの3ヵ月の活動でどのように成長できたのか発見していきます。
学生たちは社会人基礎力を指標にして活動してきましたが、すべての力が備わっている人はいません。だからこそ、一人ではなくお互いの強みを生かしながらチームで活動していくと、思いがけない発想が出てきたり、想像以上の結果がうまれてくるのです。
この3ヵ月のチーム活動の中で、自分の得意な力や欠けている力を知るだけではなく、メンバー同士がいいところも悪いところも認め合う中で、チームでの一人ひとりの役割がうまれ、結果自分のやっていることに自信をもって活動に取り組んでいくことができたようです。
自尊感情を高めていくことはとても大切です。自尊感情に気付せてくれるものは他者との関わりだと思います。これからも他者との関わりを持ちながら、積極的にいろいろなことに挑戦してみてください。
最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「学校生活に満足していなかった自分にとってこの横断ゼミはとても最適なものだったと改めて実感した。今までグループで何か形に残す経験や大学の仲間たちと真剣に議論する時間などはなかったので、この経験ができたのは今後の自分にとって大きくプラスになると思う。さらに、社会人基礎力に関して、自分の伸ばしたいと思っていた弱みである課題発見力、強みの発信力を伸ばすことができたと思う。以前は考えずに行動することが多かったのに対し、何をするにもまず考える習慣がついた。課題を発見するにはまず考えなければ始まらない。グループでいる時や一人でいるときも常に考えることで解決策を出すことができた。発信力はもともとあった能力に加え、論理性や話し方によってより説得力をつけることができた」
「私が最も向上した社会人基礎力は「主体性」だと評価を受けた。自分自身でも横断ゼミをする前に比べて、主体性が向上したと少しばかり感じていた。だから、この力が評価されたことは素直に嬉しいと感じた。自信を持っていうことではないが、得意なものがない。だから、チームにどう貢献すればいいのかということを考えていた。そのなかで、自分にできることは何かないかと考え、仕事量の多い人の仕事をどんどん手伝うこと、ゼミの集まりには積極的に参加し、チームの話の流れを把握するという2つのことを意識して活動を行った。メンバーからもらったコメントには、これらについて触れられたものがいくつかあり、自分がやってきたことが間違いではなかったと感じられ、自信に繋がった」