学部横断ゼミブログ

2015.04.22
第1回合同授業
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

4月18日(土)、月曜2時限クラス、月曜3時限クラスそれぞれの課題提供企業の担当者をお招きして、授業が行われました。
午前中は企業担当者様からの企業概要のプレゼンテーションを聞き、午後からは学部横断チームになって、企業担当者へ企業の経営方針や理念、社風など、さまざまなことを質問させていただきました。
4月13日(月)に授業をスタートしたばかりですが、短い期間の中でチームリーダーが中心となって、企業への質問事項を事前に考えて企業担当者との懇談会に臨みました。短い期間の中で何から手をつけてもいいか分からない中、指示が与えられなくても、必要と思うことは自分で考えて動かないといけない、その一方でじっくり考えないと稚拙な推論や結論が出てしまう。「もう少し準備が必要だった」「時間がたりなくなり、質問の優先順位を決めればよかった」など反省点が聞かれました。

本授業の目的の一つに「社会人基礎力の育成」があります。12の能力要素を指標にして、授業を通してどの力を伸ばしていきたいかを考えていきました。自分自身を振り返り、キャリアコンサルタントからの助言を受け、それを生かした活動を行う中で自己評価能力を高めていくことを目指します。

授業後の学生の日記を紹介します。
「月曜日にプロジェクトが始まってからこの土曜日を迎えるまでで自分が痛感した欠点は知識不足だということだ。今まで新聞やテレビのニュースなどをほとんど見ない生活を送っていたために社会の出来事や情勢に疎かった。グループのメンバーとの話し合いについていけないと感じることも多く、その都度調べなければわからないために遅れてしまい、話し合いに積極的に取り組めなかった。グループのメンバーにはとても迷惑をかけたと思う。今後この欠点をできる限り改善していけるように、多くの知識を身に着けていかなければならない」
「今回の授業では質問のみならず、自己紹介などで自らの考えや意見を述べることが多かったが、やはり自分の頭の中では理解していることも、言葉にするとどうしても難しく感じてしまい、拙い部分が多くあったように思う。自分の思いを言葉にして相手に伝えるという力を向上させるのは経験しかないように思う。そのため、まずは次回の授業で積極的に発言し、自らの思いを言葉にして発信するということに慣れていきたい。また、企業の方がどのような質問にも真摯に、わかりやすく回答してくださっている姿を見て、身近にお手本となる方がいるという貴重な機会を活かし、学べることはどんどん吸収していきたいと思った。他にも企業の方の質問回答に対し、もう一度質問を投げかけるなどしてもっと深い部分まで追及できたのではないかと思った。これには自分の知識や準備不足も同時に痛感した。相手を理解するには、相手を知ることが不可欠であると思うので、そのための時間は惜しまないようにしていきたい」
この一日で得たものはとても大きかったと思います。今後の活動にそれをどう活かしていくかは自分次第です。
最後になりましたが、お忙しい中、ご来校いただきました、株式会社タカギ、日本ケミファ株式会社、株式会社ニフコ、株式会社野上技研の担当者の皆様に心より御礼申し上げます。