学部横断ゼミブログ

2014.12.04
フェーズ2④・・・議論の楽しさを知る
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

12月1日(月)2時限目と3時限目に授業が行われました。本授業はチームごとに話し合いを中心に進行していきます。毎回、司会・議事録・書記を決めて議論をしていきますが、少しずつ円滑に進めていくためにはどのようにすればいいのか考えるチームも出てきました。

フェーズ2の課題である「CSR報告書の作成」です。何をCSR報告書の軸にするのか、担当企業を言葉やデザインでどう表現すればいいのか、議論はつきません。話し合いの内容が実は横道にそれているかもしれないこともあります。チームメンバーがそこに気付いて指摘しても、声の大きい人に負けてしまい、軌道修正できずに進んでいく場合も見られます。また、全く発言できずにその場にいるだけで終わっている人もいます。あと少しでこの授業も終わります。これを機会に議論することの楽しさを少しでも肌で感じてもらえるように、全員が臆すことなく話し合いに参加してほしいと思います。

今回の授業後の日記では報告書作成にあたり、高橋経済学部教授が次のように書いていました。
「CSRのとらえ方は、学生の自由な発想で構いませんが、私がこの報告書で、こだわっていることは三つあります。第1は、単に表面的な活動を紹介するのではなく、課題提供企業(創業者や社長)の考え方や信念を常に意識してもらいたいこと。第2は、その企業が意識的に、実際に行っていることに焦点を当ててもらいたいこと。第3は、学生独自の視点や解釈があること。新鮮な驚きや感動があった場合は、素直にその気持ちを報告書の中に入れてください」
ほかの企業のCSR報告書の雛形に担当企業の項目をあてはめていってもうまくはいきません。これまで担当企業に向き合いながら調べてきたこと・感じたことを、自分達の言葉で表現することが求められています。大事なのは「何を伝えたいのか」ということです。

次回授業では教員にCSR報告書のドラフトを提出します。今気を抜いてはいいものができません。チームとしてどのような報告書にするのか、しっかりと議論して作り上げてほしいと思います。