学部横断ゼミブログ

2014.11.26
フェーズ2③・・・学部の壁をこえる
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子

11月24日(月)の2時限目と3時限目に授業が行われました。2週間後の授業では、フェーズ2の課題であるCSR報告書のドラフトを教員に提出します。どのように報告書をまとめていくのか、まだまだ迷走しているようです。お互いの意見を吸い上げて作業を進め、また全体で情報共有して答えを見つけていきます。教員からは再来週のドラフト提出に向けて、「早めに細かな目次を決定し、全体の繋がりを確認することが必要」とアドバイスをもらうチームもありました。

フェーズ1での活動は、学部ごとのチームでしたが、フェーズ2では三学部合同のチームとなります。フェーズ1での活動の中で学部間のつながりが強くなり、フェーズ2になっても学部の壁をなかなか壊すことができないチームもあるようです。授業のガイドブックの中に「一学部の知識だけでできるものではありません。お互いがこれまでにしてきた作業を尊重し、最大限に伝えていかないとよいものは生まれません。つねに話し合ってください」と書かれています。「本当にいいものを作りたい」「自分が何かをやらなきゃいけない」と考える場合には、お互いに必死に話をします。自分の固定観念や先入観を捨ててチームメンバーと向き合い話し合うことで、多くの視点を獲得していってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。
「それぞれが発言したことに対して全員が納得して事が進んでいるのか最近私は不安でならない。このチームは学部のつながりが強い。今までフェーズ1で培ってきたものが多いからかもしれないが、反面でそれに固執しているのかもしれない。話し合いの際の座り方、司会議事録の回し方にも、当時は考えなかったが今ではそれも1つの原因だろうと感じる。それぞれ反映させたいものがあって、その押し付けあいになるのではなく、1つのものを作り上げるうえで良いものにしていくためにはどうしていくことが必要なのか。その過程の中で時には意見をぶつけあっても良いのではないだろうか。私自身に発信力の低さや、守りの姿勢のところがあるので、今日は特にこのことを感じた。これからは発信力と柔軟性を重視していきたい」

先週から今週にかけて、ご協力いただいている企業に学生が訪問し見学させていただいています。この場をお借りして、お忙しい中ご対応いただいています課題提供企業の担当者の皆様に御礼申し上げます。