学部横断ゼミブログ

2014.11.14

フェーズ2①・・・自分を表現する

ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤 普子

20141110カインズ

11月10日(月)の2時限目と3時限目に授業が行われました。今回からフェーズ2の活動に入り、経済学部・人文学部・社会学部の合同チームで協働して担当する企業の〈CSR報告書〉の作成をしていきます。

 

フェーズ1では各学部4~5人のチーム編成でした。フェーズ2では三学部合同になり、13人~14人のチーム編成です。たくさんのチームメンバーを前にして戸惑い発言できない学生もいましたが、初回としては議論が活発にできていたのではないでしょうか。

20141110ラクーン

社会学部永田教授の授業後の日記には次のように書いてありました。

「お互いに、けん制し合い、突出することを避けていると、あっという間に、時間がなくなってしまう、しかし、それではたぶん、時間切れになってしまう。どうすればいいのか。簡単ではない。でも、不安なのはみんな同じ。ちょっとした気づきを、言葉にしてみることが大事だと思う。自分がどう思われるかではなく、自分が、チームにどう貢献できるかを考え、口にしてみて、それを具体的なかたちにしていくことが、いちばんの近道だと思う。フェーズ2は、時間がないので、はやく役割分担に走りたいかもしれないが、どういったCSR報告書にしたいのか、みんなで夢を語ることが、実はとても大事だと思う。CSRは、実は、企業の理念と不可分。われわれのゼミにおいても同じことがいえる。」

ここでしっかりとこれから作成する〈CSR報告書〉の基本方針・方向性をどうするのか、議論を深めていってほしいと思います。

20141110月2リガル
本授業では〈CSR報告書〉の作成という目的のほかに、いくつかの目的を持たせて活動しています。その中に〈自分について表現できるようにする〉ということがあります。議論の中や授業後のブログの中でしっかりと自分を表現できるようするためには、事前の課題に必要な予習や、情報収集やチームづくりなどやるべきことがたくさんあります。大勢の中で自分を表現することは大変なことですが、ぜひいい機会だと思ってチャレンジしていってほしいと思います。

最後に授業後の学生の日記を紹介します。

「議論の内容としては、学部ごとに考え方や着目点が全く異なり、驚かされることが多かった。各学部が持ち寄った知識が上手く組み合わさったとき、とても嬉しかった。自分たちがフェーズ1で学び、考えたことが活きていることを実感した。話し合うことで見つかる発見であるため、皆で集まる時間を大切にしたい。私個人としては、主体性を持って発言できたのではないかと思う。しかし、14人いる環境の中で、自分ばかりが発言して良いのかな、と思った。自分の意見を 100%相手に伝えることは、たとえ稚拙だとしても、チームにとっては何らかの貢献になるはずだ。しかし、限られた時間の中で全員の意見に耳を傾けられないのは、チームにとって損である。チーム活動である限り、このバランスをどのようにしていけばよいのか、ということで個人的に葛藤している。傾聴力や柔軟性を持って行動したい」

 

チームでやるべきことを理解して準備をしっかりしていくことで、より良い〈CSR報告書〉を作成していくことを期待します。