学部横断ゼミブログ

2014.10.01
フェーズ1③・・・未知のことを知る楽しさ
ブログ投稿者:学部横断型課題解決プロジェクト運営チーム 伊藤普子


11月8日の中間発表会に向けて、各学部に分かれて課題解決のために、いろいろな角度から調査・分析を進めています。調べれば調べるほど「なぜ」という疑問が出てくることで、学生たちは出口の見えない状況に苦しんでいるようです。
またこの授業はグループでの話し合いが中心となります。発言することが苦手だったり、話し合いの内容を理解することに時間がかかったり、チームで取り組むことに慣れていなかったり、一人で課題を解決するときとは違った苦しみも出てきているようです。

最後に学生の授業後の日記を紹介します。
「今日のディスカッションを通して感じたのは、みんなの「傾聴力」がどんどん良くなっていることである。誰かが発言するとそれに対してのリアクションがとても大きく、自信がなくても発言して良かったと発言者が思える雰囲気が出来ていると感じた。まずはメンバーの意見を肯定し賞賛してから自分の意見を付け加えていて、時間内で意見がなく沈黙になるという時間がなかったのが嬉しかった。また、みんなが自分の意見をしっかり受け止めてくれるという安心感があり、新しいアイデアが浮かんでも自信をもって話せるようになったと感じる。しかしよりよいディスカッションができるように、人に聞いてもらうために分かりやすく 説明するという「発信力」も忘れずに実践したい。他にもディスカッション時には、メンバー全員が人文学部としての専門性を活かし、楽しんで課題を進めているように感じた。実際に私も楽しいと感じている。 普段の人文学部のゼミで培った人文学部らしさを再発見し、さらに他学科のメンバーと共有することで、これまでのゼミとは違った課題を楽しみながら積極的に参加できていると感じる。」
「今日の授業で感じたことだが、私は人の話を聞いて自己解決や自己完結をしてしまうようだ。自分は理解していても、他の人はそうではないこともあるので、確認のための繰り返しをすることが必要だと思った。そうすることで、自分の解釈の誤解にも気付けるかもしれないし、人が言った話を再度自分でもまとめなおして発信することが傾聴力にも繋がるかもしれないと感じた。自分で伸ばしたいと思った社会人基礎力を日々意識することで、成長を実感できるかもしれないことを想像するととてもわくわくした」
最後まで課題に前向きな気持ちを忘れずに取り組んでいってほしいと思います。